2024.07.09

第6回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)に過去最大規模のスケールで出展。グループ企業と共に、注目機械の展示やセミナーなどを実施 2024年5月22〜24日の3日間、建設・測量業界の次世代を担う最先端技術が一堂に会する国内唯一の専門展示会「第6回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)」が幕張メッセ(千葉市美浜区)において開催された。アクティオも過去最大規模のスケールで出展し、「提案するレンタル=レンサルティング」に関連する商品を大いにアピールした。

第6回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)に過去最大規模のスケールで出展。グループ企業と共に、注目機械の展示やセミナーなどを実施

アクティオは総合力を大いに発揮

会場の幕張メッセは驚くほどの熱気に包まれていた。総展示スペースは前回から拡大され、通路も各ブースも来場者であふれた。

オープニングセレモニー(左)業界著名人によるオープニングセレモニー
(右)アクティオの小沼直人代表取締役社長もテープカットを行った


アクティオグループは、過去最大規模のスケールで、グループ会社も合わせて展示商品は30種類以上に及んだ。それでは早速、注目商品、技術を紹介しよう。



■機材レンタルサービス「Starlink Business」


法人や自治体のニーズに特化した、衛生通信サービス。ネット回線がない山間部や、携帯電話の電波が届かないビルの高層階建築現場などにインターネット回線を構築することができ、オンライン会議やビデオ通話など大容量のデータ転送を伴う場面でも、高品質なインターネット環境を確保することが可能だ。


災害時などに通信の中断が起こった際でも、「Starlink」の衛星ネットワークを活用し、ビジネスの継続や迅速な通信回復を支援することができる。アクティオは、ソフトバンク株式会社と協業し、この「Starlink Business(スターリンクビジネス)」の機材レンタルを行う。

Starlink BusinessStarlink Businessはオフィスカーと組み合わせてレンタルすることで、高い機動性を発揮

Starlink Business開催初日、本サービス開始に伴う記者発表を実施。記者発表には多くの報道関係者、来場者が詰めかけた



■半自動ロボット低床式重量物搬送台車「ストローダー®」【参考出展】


リモコン操作で重量物を搬送できる半自動ロボットの搬送台車。ゲームパッドを採用した無線コントローラーを使用しており、フォークリフトなどの運転資格がなくても簡単に操作できる。


車軸に対し45度の角度で取り付けられた樽型のローラーが連なるメカナムホイールを採用し、狭い通路もその場で旋回、斜面や段差も全方位で走行可能。さらに100mmのジャッキアップ機能を搭載しているため、荷物の真下に入り込んで運搬できるのも大きなメリットだ。

Starlink Businessストローダー®は株式会社大林組が開発し、株式会社坂井電機とアクティオが製品化を担当



■自律型掃除ロボット「KEMARO K900」


現場の清掃で活躍する産業用自律型掃除ロボット。コントローラーによる遠隔操作(リモコン走行)、AIと3Dカメラによるランダム走行、レーザーセンサーによるマッピング走行という3つの運転モードが選べる。


パソコンでスケジュール設定を行うことで、設定した時間に清掃開始、終了後は自動で充電ステーションに戻る。2種類のブラシでゴミを集め、35Lの大型タンクに回収し、濡れた床も掃除可能だ。

Starlink Businessペットボトル、砂利、ネジや釘、ガラス瓶、紙、緩衝材など、さまざまなゴミを回収できる



■熱中症リスク判定AIカメラ「カオカラ」


タブレットに顔をかざすだけで、熱中症リスクを4段階で判定できる熱中症予防システム。タブレットを起動し設置するだけで使用可能。判定撮影は最大で3秒とスピーディーだ。取得情報は一元集約可能で、いつでもどこでも管理画面でチェックできる。

Starlink Businessカオカラは、ポーラ化成工業株式会社の顔解析技術を活かした商品



■水陸両用・設備点検用「パイプクローラー A-150S」


風力発電機のブレード内部を点検する機械。従来は作業員による目視検査で行っていたが、高所・狭所のため危険が伴っていたのが実情だ。パイプクローラー A-150Sは、遠隔操作のため安全に作業可能で、作業者の身体的負担を大幅に軽減できる。なお、風力発電のブレード内部だけではなく、直線的なパイプ内なども点検可能だ。

Starlink Business先端に付けられたカメラはパン、チルト、ズームが可能。カメラ自体がアームにより昇降することもできる



■3次元配筋検査ツール「Modely」


LiDAR搭載のiPadなどで取得した点群データからモデルを自動生成することで、配筋検査項目の合否判定、帳票作成、帳票送付を完了できるシステム。鉄筋本数、鉄筋径、鉄筋間隔のほか、かぶり厚、ダブル配筋、環状型フープ筋、円周上に並ぶ鉄筋などのモデル化や計測に対応している。重ね継手やスペーサー個数の確認、自動生成した3次元モデルのデータ出力も可能だ。

Starlink BusinessiPadでスキャンするだけで、配筋検査項目を自動で帳票化。帳票を共有することで、立会検査も削減できる



■ラジコン式地拵機


伐採後に残された木の根や枝などを粉砕し、新たな苗を植栽できるように地面を整える、地拵え(じごしらえ)を行う機械。最大60度の勾配を前後左右に走行でき、最大約100m離れた場所からの遠隔操作が可能だ。

Starlink Businessラジコン式のため、安全に作業できるのも大きなメリット



■トンネル地表面管理システム「Point Shot」


地盤や路面の沈下、構造物の傾きなどを自動で計測するシステム。山岳、シールド、推進、アンダーパスなどのトンネル工事現場、鉄道に近接する場所での掘削・杭打ちなどの工事現場、河川護岸・海岸での地盤改良工事現場などで運用が期待されている。計測データは、クラウドで統合管理が可能だ。

Starlink BusinessPoint Shot(ポイントショット)は、リアルタイムでクラウド管理できる自動変位計測管理システム

Starlink Businessパソコンやタブレット、スマートフォンを利用して遠隔監視が可能



■無人レンタカー貸出・返却サービス「アクスポ」


建設車両のレンタルを無人化することで、お客様の利便性を高め、業務の効率化や生産性の向上に貢献するサービス。事前登録をして電話で車両を予約すれば、アクスポに対応している営業所で365日24時間いつでも自由に利用できる。

Starlink Business屋外設置型(左)、屋内設置型(右)の鍵管理機



■pH処理装置10m³/h(希硫酸)(株式会社櫻川ポンプ製作所)


簡単に据付け、移動できるコンパクトな水処理装置。コンクリートを扱う現場で、強アルカリ性の排水を中和する際に使用する。

Starlink Businessユニットがコンパクトなので設置も簡単だ




セミナーやライブ配信も実施

商品展示や技術紹介に加え、屋内ブースのステージで注目商品の紹介などを行ったほか、レンサルティング事例を紹介するセミナーも実施。また、来場できなかったお客様のために、アクティオ展示ブースの模様をライブ配信でお届けした。

Starlink Businessレンサルティングステージ

Starlink Businessセミナー風景

Starlink Businessセミナーの講師陣。(左)レンサルティング本部 道路機械事業部 ICT営業部 山本来実、(中央)レンサルティング本部 エンジニアリング事業部 通信計測部 営業課 林梨香子、(右)営業本部 レンタルDX営業部 出光裕一


このほかブースの一角で、アクティオブランドショップも出店し、建機ミニチュアモデルの販売を行った。

Starlink Businessアクティオブランドショップで販売した建機ミニチュアモデル



▼第6回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)に出展



▼CSPI-EXPO 建設・測量生産性向上展2024 アクティオ展示ブースLIVE配信


※記事の情報は2024年7月9日時点のものです。



〈ご参考までに...〉

自律型掃除ロボット KEMARO K900(アクティオ公式サイト)

熱中症リスク判定AIカメラ(カオカラ)(アクティオ公式サイト)

パイプクローラー(アクティオ公式サイト)

鉄筋出来形自動検測システム(3次元配筋検査システムModely)(アクティオ公式サイト)

ラジコン式地拵機(アクティオ公式サイト)

Point Shot(トンネル地表面管理システム)(アクティオ公式サイト)

アクティオカーシェアスポット 「アクスポ」(アクティオ公式サイト)

事業分野紹介「i-Construction(ICT施工)」(アクティオ公式サイト)

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