オリジナル・共同開発商品
2023.10.03
お客様の要望に応じて製作されたトイレ付休憩車 大ヒット商品の「太陽光パネル搭載オフグリッドオフィスカー」。何と言ってもトヨタ・ハイエースをベースにした仕様が人気だが、今回はお客様の要望に応じて製作されたタイプを紹介したい。ソーシャルディスタンスを考慮したバスがベースの、トイレ付休憩車だ。
快適な移動・就寝・休憩を実現
オフィスカーや移動事務所といったクルマに新たな機能を付加し、アクティオならではの商品として開発された「太陽光パネル搭載オフグリッドオフィスカー」。ハイエース(トヨタ自動車)をベースにした第1弾は、2020年6月にレンタルを開始した。2021年8月にはオフィスカーの軽バン(ホンダ)仕様、トイレが付いたレストカーのNV-200(日産自動車)仕様を追加。また、お客様の要望に応じてバスをベースにしたトイレ付休憩車も開発している。
いずれのオフィスカーも好評を得ているが、中でもハイエースは人気が高く、ほぼ空きがない状況が続いている。こういった状況を打破するため、アクティオはハイエースの大幅な増車を決めたほどだ。
今回紹介するのは、一般向けにはレンタルされていない、バスをベースにしたトイレ付休憩車のアレンジ版である。これは高速道路の補修・修繕・清掃・植栽管理などを行うNEXCO関連会社から依頼を受けて製作された車両で、求められた用途は次の通りだ。
- 夏季の現場での熱中症対策
⇒ 救護施設を兼ねた移動ができる休憩所が必要 - 冬季の雪氷作業員の仮眠・休憩所の確保
⇒ 密を避け、ソーシャルディスタンスが確保できる空間が必要 - 高速道路内におけるトイレの確保
⇒ 特にトンネル内などの閉鎖空間においてトイレ設備が必要 - 災害時などの有事対策
⇒ 現場への移動、休憩スペースの確保が必要
これらを満たすために、まずは移動時の乗車人数は最大4名、就寝人数も4名に設定。1人当たり3.5㎡確保されるため、ソーシャルディスタンスも十分だ。冷蔵庫や電子レンジなども装備されており、休憩時の快適性は申し分ない。もちろん、エアコンやFFヒーターも完備している。
トイレルームには、水を使わず熱圧着によって排泄物を1回ごとにラップ(個包装)して密封する"ラップポン"トイレが設置されている。車内側からだけではなく、バックドアからもアクセスが可能だ。
このほか、アクティオのオフィスカーでは定番の、太陽光パネルやリチウムイオンバッテリーも搭載されている。
アクティオならではの開発力を十二分に発揮して製作されたトイレ付休憩車。今後もあらゆる現場のニーズをくみ取って、新たな仕様のオフィスカーの製作を行っていく。
▼オフグリッドシステム搭載移動レストカー
※記事の情報は2023年10月3日時点のものです。
〈ご参考までに...〉
● オフグリッドシステム搭載移動オフィスカー・レストカー(アクティオ公式サイト)
● 太陽光パネル搭載オフグリッドオフィスカー(アクティオ公式サイト)