2025.10.06
第7回 国際 建設・測量展(CSPI-EXPO 2025)に出展。現場環境の改善や業務効率の向上に貢献する最先端の商品をアピール 2025年6月18〜21日の4日間、建設・測量業界の次世代を担う最先端技術が一堂に会する国内唯一の専門展示会「第7回 国際 建設・測量展(CSPI-EXPO 2025)」が幕張メッセ(千葉市美浜区)にて開催された。アクティオは過去最大規模のスケールで出展し、現場環境の改善や業務効率の向上に貢献する最先端の商品をアピールした。

約50種類の商品を出展
「建設・測量生産性向上展」から「国際 建設・測量展」に名称が変更されたCSPI-EXPOが今年も開催された。会期は1日延びて4日間となり、最終日の土曜日は、来場対象者を業界関係者に加えて一般の方まで広げたことで、幅広い層にアピールする展示会となった。会期4日間で約6万人の来場者が訪れた。
最終日、特設会場に設けられたアクティオキッズパークは、足の踏み場がないほどの大盛況。多くの子どもたちが建機と触れ合っていた
アクティオは屋内・屋外ブース合わせて約50種類に及ぶ商品を展示し、過去最大規模の出展内容となった。また大型スクリーンが設けられたステージでは、グループ企業などによる最新技術・商品のプレゼンテーションが行われた。
1日に10回程度行われたプレゼンテーションには、多くの来場者が駆け付けた
■衛星通信サービス「Starlink Business」
アンテナと電源があれば、山間部や災害現場など、どこでもインターネット回線を構築できるサービス。「Starlink Business(スターリンクビジネス)」の活用例として、現場状況をモニタリングできる「クラウドカメラ」、「みまわり伝書鳩」、「ウェアラブルカメラ」などを紹介。
Starlink Businessの活用例を実機と映像で分かりやすく紹介したコーナー
■クラウドカメラ「AktioEyes」
クラウドカメラは数10秒遅延するのが一般的だが、「AktioEyes(アクティオアイズ)」は約0.3~0.5秒の低遅延を実現。リアルタイムでの監視・操作が可能だ。複数台のカメラ映像を1つの画面上に同時表示する機能も搭載している。モバイル通信はもちろんのこと、Starlink Businessを組み合わせることで、あらゆる現場に対応可能だ。
クラウドカメラ「AktioEyes」
■みまわり伝書鳩(スターリンク版)
各種測定器(センサー端末)、通信回線、管理サーバーが全てセットになったオールインワンの遠隔計測監視システム。風速や雨量などの気象データと暑さ指数(WBGT)の9項目を一括測定し、専用のクラウドサーバーに蓄積。必要な時にいつでもスマートフォンやPCで遠隔モニタリングが可能だ。
みまわり伝書鳩(スターリンク版)
■鉄筋探査機「ADSPIRE 01」
最先端の技術を搭載した最軽量クラスの鉄筋探査機(ハンディータイプ)。電磁波を放射し、対象物からの反射信号を受信することにより、鉄筋や塩ビ管、空洞、豆板(まめいた)※、壁厚、塗装厚の位置や深さを探査できる。施工前の非破壊検査や完成後の検査に有効だ。
※豆板(まめいた):コンクリートの打設不良のひとつで、表面に小さな穴や凹みが多数できる現象を指す。
鉄筋探査機「ADSPIRE 01」
■電動バックホー「TB20e」
同クラス(1.8t)のディーゼルエンジン式バックホーと同等のパワー、スタミナを誇る電動式バックホー。学校や病院、自治体の敷地内や周辺など、排出ガスと騒音の規制があるエリアでも作業できるのが特長だ。国土交通省により、GX建設機械に認定されている。
電動バックホー「TB20e」
■「巻上ワイヤ破断防止装置」付クローラクレーン
クレーンのワイヤロープが、巻き過ぎによって破断しないようにする安全装置。既存の巻過検出器に加え、ブーム先端右側面に超音波センサーを3個設置し、別回路でフック接近を検出する二重の安全システムになっている。
「巻上ワイヤ破断防止装置」付クローラクレーン
■サイレントシステム商材
「サイレントシステム工法」は、工事騒音による作業制限を緩和させる工法。改修工事における生産性の向上、労働環境の改善、人手不足の解消をサイレントシステムが実現する。工事騒音(空気伝播音)を約30dB消音させる消音仮設壁「サイウォール」や、「サイドライバー」をはじめとする、打撃による騒音と振動を低減させ、固体伝播音を発生させない消音工具などを展示した。
(左上)サイルーム (右上)サイドライバー (左下)サイコアー (右下)サイシンダー
セミナーやライブ配信も実施
商品展示や技術紹介に加え、「レンサルティングで現場の課題を共に解決」というテーマでセミナーも実施。また、来場できなかったお客様のために、アクティオ展示ブースの模様をライブ配信でお届けした。
セミナー風景
セミナーの講師は、レンサルティング本部 建築保安事業部 建築保安営業課の吉本晴香(左)、レンタルDX営業部の宗像亨(中央)、レンサルティング本部 産業機械事業部 環境営業課の池田俊介(右)が務めた
YouTube「アクティオ公式チャンネル」で、アクティオブースからライブ配信を実施
このほかブースの一角で、アクティオブランドショップも出店。建機ミニチュアモデルや、新商品のカプセルトイ、ペーパークラフト、防災セットの販売を行った。
アクティオブランドショップで販売した商品
(左)カプセルトイ (右上)建機ミニチュアモデル (右下)ペーパークラフト
▼CSPI-EXPO 2025 第7回 国際 建設・測量展
▼CSPI-EXPO 国際 建設・測量展2025 アクティオ展示ブースLIVE配信
※記事の情報は2025年10月6日時点のものです。
〈ご参考までに...〉
● Starlink Business(スターリンクビジネス)レンタルサービス(アクティオ公式サイト)
● クラウドカメラ(AktioEyes)(アクティオ公式サイト)
● 遠隔計測監視システム みまわり伝書鳩(気象)(アクティオ公式サイト)
● ウェアラブルカメラ(アクティオ公式サイト)
● 鉄筋探査機(アクティオ公式サイト)
● 電動バックホー(アクティオ公式サイト)
● 新開発「巻上ワイヤ破断防止装置」付クローラクレーンのレンタル開始(アクティオ公式サイト)
● アクティオ、「サイレントシステム商材」の取扱いを開始(アクティオ公式サイト)
● 事業分野紹介「建設DX分野」(アクティオ公式サイト)