2025.12.11

みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会に出展。林業の生産性向上を実現する機械を展示 2025年10月5日、「みやぎ2025森林・林業・環境機械展示実演会」が、宮城県石巻市の仙台塩釜港（石巻港区）雲雀野（ひばりの）地区で開催された。アクティオもグループ会社と共に出展し、全国の林業従事者に商品の魅力をアピールした。

グループ会社と共に20点以上の商品を出展

日本は、国土の約7割を森林が占める世界有数の森林国だ。この豊かな森林資源を次世代に継承するとともに、地球温暖化の防止や地域の活性化を図っていくためには「植えて、育てる」、最終的には「使う」ことが欠かせない。

そのためには林業の機械化の促進、森林・林業・環境技術の進歩および普及を図る必要があり、牽引役として設立されたのが一般社団法人林業機械化協会だ。

同協会が毎年、全国育樹祭の記念行事として開催しているのが「森林・林業・環境機械展示実演会」、通称「林業展」である。開催地は都道府県の持ち回り制で、2025年は宮城県で開催された。宮城県での開催は初めてであり、東北での開催は2014年の山形県以来ということもあって、大いに沸いた。

開催当日は太陽が照りつける季節外れの暑さ。アクティオグループのブースも多くの来場者でにぎわい、会場は熱気に包まれた。

アクティオグループのブースは大にぎわい

メインステージでは、植林がしやすいように整地をするラジコン式地拵（じごしらえ）機「LV800 PRO」、草刈り機「神刈」などを説明するトークショーが行われた

みやぎ2025の林業展に文字通り水を差したのが、雨だった。開催数日前、会場は雨の影響で冠水。懸命な排水作業により、どうにか開催にこぎつけた。

会場内の排水作業に一役買ったのが、主催者側が用意したアクティオの水中ポンプ

アクティオは20点以上の商品を出展した。その中から、注目の商品を紹介しよう。

根こそぎ切るソー｜街路樹の切り株除去を効率化

「根こそぎ切るソー」はアクティオの自社開発商品。主に街路樹の切り株除去工事（伐根作業）を行うバックホーアタッチメントで、円筒型の刃を回転させながら切り株を包むように地中へ切り進み、樹木の根を切削する方法を採用。最後に根を掘り出すだけで作業完了という画期的な商品だ。公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2025年度グッドデザイン賞を受賞した。

▼根こそぎ切るソー　グッドデザイン賞特設ページ

https://www.aktio.co.jp/products/design/2025/

根こそぎ切るソー

ハンマーナイフ草刈機「RX-950」【参考出展】｜刈刃の回転方向切り替え可能！パワフルで大型な本格仕様

パワフルで大型なハンマーナイフ草刈機「RX-950」。刈幅950mm、エンジン出力14hp、使用最大傾斜角30°。刈刃は80枚で刈跡もスマートだ。刈高さは電動昇降無段階調整式。アッパーカット＆ダウンカット切替方式を採用しており、刈刃の回転方向を切り替えられる。

ハンマーナイフ草刈機「RX-950」

クラウドカメラ「AktioEyes」｜映像遅延を大幅削減！リアルタイムで現場を監視・操作

「AktioEyes（アクティオアイズ）」は、クラウドカメラでありながら、1秒未満の低遅延を実現。リアルタイムでの監視・操作が可能だ。複数台のカメラ映像を1つの画面上に同時表示する機能も搭載している。モバイル通信はもちろんのこと、「Starlink Business（スターリンクビジネス）」と組み合わせることで、電波が届かない山間部の現場でも対応可能だ。

クラウドカメラ「AktioEyes」

喫煙するカー（3人乗り）4WD｜電子タバコ喫煙OKの休憩するカー

「喫煙するカー（3人乗り）4WD」は、日産キャラバンNV350をベースに、車内を電子タバコ喫煙OKとした休憩するカー。休憩スペースに高性能空気清浄機を搭載し、ベンチシートは最大限の長さを確保している。脱着式テーブルには3個の吸い殻入れを設置。ポータブル電源によって喫煙デバイスやモバイル端末などの充電が可能で、冷蔵庫も装備している。