基礎問題
2024.05.08
試験問題を解いて仕事力アップ! 総集編③【造園施工管理】 建設に関する試験問題の総集編第3回は、造園施工管理技術検定試験を取り上げます。住環境再生研究所所長の井上國博さんに選定・解説していただいた記事を、総集編としてまとめて紹介します。既に資格を取得されている方は復習に、これから試験を受ける方は勉強の補強として、ご活用ください。
テーマ①:造園材料
公共用緑化樹木 品質及び寸法規格について知る
◼️設問
「公共用緑化樹木等品質寸法規格標準(案)」における寸法規格に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 枝張とは、四方面に伸長した枝の幅をいう。測定方向により幅に長短がある場合は、最長と最短の平均値とする。なお、一部の突出した枝は含まれない。
- 幹周とは、樹木の幹の周長をいい、根鉢の上端より1.2m上がりの位置を測定する。この部分に枝が分岐しているときは、その下部を測定する。
- 単幹とは、幹が根元近くから分岐せず1本であるものをいう。
- 樹高とは、樹木の樹幹の頂端から根鉢の上端までの垂直高をいい、一部の突出した枝は含まない。
(令和3年度 2級造園施工管理技術検定第1次検定(前期)試験問題より)
テーマ②:植物管理
樹木の性質、生理を把握し適切な時期に整枝剪定する
◼️設問
造園樹木の剪定に関する以下の記述のうち、適当でないものはどれか。
- 常緑樹を冬季に剪定すると、切除面が寒さや乾燥した寒風などにより害を受けやすくなるので、この時期の剪定は避ける。
- 落葉樹を冬季に剪定すると、樹木の成長が止まっていることにより、切除面の回復が遅れるので、この時期の剪定は避ける。
- 落葉樹、常緑樹とも若葉が萌芽する時期に剪定すると、樹木は不定芽を発生するので、この時期は強い剪定は避ける。
- 落葉樹、常緑樹とも夏季に剪定すると、光合成をおこなう緑葉の損失により、樹木の生理を著しく損ねるので、この時期の強い剪定は避ける。
(令和3年度 1級造園施工管理技術検定第1次検定 試験問題Aより)
テーマ③:造園施設施工
造園技法/伝統的な日本庭園にみられる垣について理解する
◼️設問
垣を示した下図のうち、建仁寺垣はどれか。
※情報は各記事掲載時点のものです。