基礎問題
2023.10.05
試験問題を解いて仕事力アップ! 総集編②【土木施工管理技士(後編)】 建設に関する試験問題について、住環境再生研究所所長の井上國博さんに選定・解説していただいた記事を、総集編としてまとめて紹介します。既に資格を取得されている方は復習に、これから試験を受ける方は勉強の補強として、ご活用ください。第2回は、土木施工管理技術検定学科試験の後編です。
テーマ④:専門土木
鋼構造物/鋼道路橋の架設についての工法や留意点を確認する
◼️設問
鋼道路橋の架設工法に関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
- クレーン車によるベント式架設工法は、橋桁をベントで仮受けしながら部材を組み立てて架設する工法で、自走クレーン車が進入できる場所での施工に適している。
- フローティングクレーンによる一括架設工法は、船にクレーンを組み込んだ起重機船を用いる工法で、水深が深く流れの強い場所の架設に適している。
- ケーブルクレーン工法は、鉄塔で支えられたケーブルクレーンで橋桁をつり込んで架設する工法で、市街地での施工に適している。
- 送出し工法は、すでに架設した桁上に架設用クレーンを設置して部材をつりながら片持ち式に架設する工法で、桁下の空間が使用できない場合に適している。
(平成29年度 2級土木施工管理技士学科試験 第1回・No.13より)
テーマ⑤:土質調査
原位置試験における土質調査について理解する
◼️設問
土質調査に関する次の試験方法のうち、原位置試験はどれか。
- 突固めによる土の締固め試験
- 土の含水比試験
- スウェーデン式サウンディング試験
- 土粒子の密度試験
(平成30年度 2級土木施工管理技士学科試験 後期・No1より)
テーマ⑥:共通工学
契約/公共工事標準請負契約約款の規定を知る
◼️設問
公共工事標準請負契約約款に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 設計図書において監督員の検査を受けて使用すべきものと指定された工事材料の検査に直接要する費用は、受注者が負担しなければならない。
- 受注者は工事の施工に当たり、設計図書の表示が明確ではないことを発見したときは、ただちにその旨を監督員に通知し、その確認を請求しなければならない。
- 発注者は、設計図書において定められた工事の施工上必要な用地を受注者が工事の施工上必要とする日までに確保しなければならない。
- 工事材料の品質については、設計図書にその品質が明示されていない場合は、上等の品質を有するものでなければならない。
(令和元年度 2級土木施工管理技士学科試験 後期・No44より)
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