2022.02.16

「造園施工管理」技術検定試験問題を解いて仕事力アップ!【第1回:造園材料】 仕事力アップにつながる技術検定試験問題をご紹介する本コーナー。これまでは「土木施工管理」に関する出題でしたが、今回からは「造園施工管理」がテーマとなります。新テーマの第1回は「公共用緑化樹木」を取り上げ、寸法規格についての理解を問います。(問題選定と解説/井上國博=住環境再生研究所所長)

「造園施工管理」技術検定試験問題を解いて仕事力アップ!【第1回:造園材料】

問題

「公共用緑化樹木等品質寸法規格標準(案)」における寸法規格に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 枝張とは、四方面に伸長した枝の幅をいう。測定方向により幅に長短がある場合は、最長と最短の平均値とする。なお、一部の突出した枝は含まれない。
  2. 幹周とは、樹木の幹の周長をいい、根鉢の上端より1.2m上がりの位置を測定する。この部分に枝が分岐しているときは、その下部を測定する。
  3. 単幹とは、幹が根元近くから分岐せず1本であるものをいう。
  4. 樹高とは、樹木の樹幹の頂端から根鉢の上端までの垂直高をいい、一部の突出した枝は含まない。


(令和3年度 2級造園施工管理技術検定第1次検定(前期)試験問題より)




解説:樹木寸法規格測定基準について

公共用緑化樹木の寸法規格について、各用語の解説とともに説明します。


(1) 枝張(略称:W)
樹木の四方に出た枝の幅をいいます。枝張に長短がある場合は平均値をとります。一部の突出した枝は含みません。

(2) 幹周(略称:C)
根鉢の上より1.2mの位置の周長を測定して、幹周とします。幹が2本以上の場合は各々の幹の周長の総和の70%とします。根元の周長は「根元周(芝付き)」といいます。

(3) 単幹
幹が根元から高さ1.2mまで1本のものを単幹といいます。

(4) 樹高(略称:H)
樹木の頂端から根鉢の上までの垂直の高さをいいます。突出した枝は含みません。

樹木寸法規格測定基準について
樹冠投影

<補足>
■株立(株物)
樹木の根元から幹が分岐して出ているものをいいます。低木の場合は、株物といいます。

■株立数(略称:B.N)
株立(株物)の根元から分岐している幹の数をいいます。
(例:3本立、5本立、7本立)

今回の設問の答え:2

幹周とは、根鉢の上より1.2mの位置の周長のことを指します。幹が2本以上の場合は、各々の幹の周長の総和の70%とするのが正しい数値となります。よって、枝が分岐している場合に、その下部を測定するのは適当ではありません。


※記事の情報は2022年2月16日時点のものです。

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