2024.09.25

試験問題を解いて仕事力アップ! 総集編④【建築施工管理】 建設に関する試験問題の総集編第4回は、建築施工管理技術検定試験を取り上げます。住環境再生研究所所長の井上國博さんに選定・解説していただいた記事を、総集編としてまとめて紹介します。既に資格を取得されている方は復習に、これから試験を受ける方は勉強の補強として、ご活用ください。

試験問題を解いて仕事力アップ! 総集編④【建築施工管理】

テーマ①:建築材料
非鉄金属材の主な種類と特徴を理解する

■設問

金属材料に関する一般的な記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 黄銅(真ちゅう)は、銅と亜鉛の合金であり、亜鉛が30~40%のものである。
  2. 鉛は、鋼材に比べ熱伝導率が低く、線膨張係数は大きい。
  3. ステンレス鋼のSUS430はSUS304に比べ磁性が弱い。
  4. アルミニウムは、鋼材に比べ密度及びヤング係数が約1/3である。


(令和3年度 1級建築施工管理技術検定第1次検定 試験問題より)


「建築施工管理」学科試験問題を解いて仕事力アップ!【第1回:建築材料】
▼解説はこちら「建築施工管理」学科試験問題を解いて仕事力アップ!【第1回:建築材料】




テーマ②:建築環境工学
通風と喚気を正しく知る

■設問

通風及び換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. 風圧力による自然換気では、換気量は開口部面積と風速に比例する。
  2. 室内外の温度差による自然換気では、給気口と排気口の高低差が大きいほど換気量は大きくなる。
  3. 室内における必要換気量は、在室人数によらず一定になる。
  4. 室内を風が通り抜けることを通風といい、もっぱら夏季の防暑対策として利用される。


(令和3年度 2級建築施工管理技術検定第1次検定(後期)試験問題より)


「建築施工管理」学科試験問題を解いて仕事力アップ!【第2回:建築環境工学】
▼解説はこちら「建築施工管理」学科試験問題を解いて仕事力アップ!【第2回:建築環境工学】




テーマ③:建築構造
在来軸組工法/木工事の継手を理解する

■設問

在来軸組工法における木工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

  1. せいが異なる胴差の継手は、受材心より150mm程度持ち出し、腰掛けかま継ぎとし、ひら金物両面当て釘打ちとした。
  2. 束立ての床組の大引の継手は、床束心で腰掛けあり継ぎとし、釘打ちとした。
  3. 筋かいと間柱の交差する部分は、間柱の筋かいの厚さだけ欠き取って筋かいを通した。
  4. ラグスクリューのスクリュー部の穿孔(せんこう)の径は、スクリュー系の70%程度とした。


(令和3年度 2級建築施工管理技術検定第1次検定(前期)試験問題より)


「建築施工管理」学科試験問題を解いて仕事力アップ!【第3回:建築構造】
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※情報は各記事掲載時点のものです。

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