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2022.06.23
海・湾岸工事で活躍する建機。荷役作業の安全性と効率をアップ 水害防止のための防波堤や消波ブロックの据え付けといった護岸工事や、海底工事、港湾施設の建設など、海岸沿いや湾岸における工事では、特殊な建機が必要となる。アクティオは、「スカイジャスター」「アクアジャスター」といった吊荷旋回制御装置のほか、自動玉外し装置など海・湾岸工事で活躍する多様な商品を保有している。ここでは、海・湾岸工事での荷役作業を効率化する、主にマリコン向けの機械を紹介する。
吊り荷を遠隔で旋回制御! 吊荷旋回制御装置
防波堤や岸壁をつくる際に使われる鉄筋コンクリートでできた大型の箱であるケーソンや消波ブロックといった重量物の据え付けには、吊荷旋回制御装置が役立つ。風が吹きやすく、吊り荷の制御が難しい海岸線では、この吊荷旋回制御装置を使うことで、吊り荷を遠隔操作で自在にコントロールできるようになる。
■スカイジャスター
「スカイジャスター」の最大吊荷重は30t(4点吊り)だが、吊荷重が30tを超える場合にも対応可能な50t用、80t用の吊り天秤も用意している。125tm2までの吊り荷の旋回制御ができる。長さ12m、幅1m、重量10t程度の吊り荷を制御可能で、コンクリート板など風の影響を受けやすい吊り荷を安定させ、正確な回転と停止を実現する。NETIS登録商品(登録番号:KT-190030-A)でもある。
■アクアジャスター
水中で吊り荷を自在に操作したい場合は、「アクアジャスター」の出番だ。可視光通信を使うことで、潜水士が直接吊り荷に触れることなく設置作業を行えるようになり、巻き込まれ災害を未然に防止する。リチウムバッテリーを内蔵しており、夜間充電により日中稼働させることができる。
クレーン作業を効率化する「自動玉外し装置」
クレーンを使った荷役作業で、もっとも事故の起こりやすいシーンが「玉掛け」「玉外し」の作業中だ。特に狭い場所や傾斜地では危険が伴う。海や湾岸でのクレーン作業を安全に行うためには、「自動玉外し装置」を活用したい。
「自動玉外し装置」は、リモコンによる遠隔操作で荷の玉掛け・玉外しを行える装置だ。吊り荷に接近することなく、安全で効率的に作業ができ、危険な場所への荷下ろしが可能となる。フック本体には、ネオジム永久磁石32個を規則的に配置するマグネットシステムを採用している。これにより、吊り具を「引き寄せ」「センター取り」「正しい方向に向ける」という3つの動きを自動で行うことができる。
最大16tまで吊り上げ可能で、20㎏以上の荷重がかかった状態では玉外し操作が無効になる。ロードセル(荷重計測)機能の搭載により、リモコンで吊り上げ荷重を確認できる。荷重が16t以上の場合は警告が出る仕様となっており、誤操作による吊り荷の落下を防止する。フックにはバンパーが付いており、万が一フック本体が作業員に当たっても衝撃を緩和してくれる。
※記事の情報は2022年6月23日時点のものです。
〈ご参考までに...〉
● スカイジャスター(アクティオ公式サイト)
● アクアジャスター(アクティオ公式サイト)
● 自動玉外し装置(アクティオ公式サイト)
● 自動玉外し装置(レンサルティングミュージアム)
● クレーン分野(アクティオ公式サイト)