2022.05.24

工事・点検・補修など高所での作業で活躍!高所作業車をタイプ別にご紹介 高所における作業を安全かつ効率的に行うために欠かせない高所作業車。ただ高所作業車と一口に言っても、ビルの外装工事、室内の設備工事、トンネルの点検、照明器具の交換など、用途によってさまざまなタイプがある。今回はアクティオがレンタルする多彩な高所作業車ラインナップの中から、用途に応じて①室内用②屋外用③橋梁点検用④軌陸用の4タイプに分け、それぞれの代表的な商品を紹介する。

工事・点検・補修など高所での作業で活躍!高所作業車をタイプ別にご紹介

〈①室内用タイプ〉倉庫や工場の内装工事など、室内での高所作業で活躍

ビルや工場内の設備工事、倉庫の商品管理、照明器具や壁面等の点検・修理など、室内での高所作業には、自走式の小型の高所作業車が活躍する。動力は排ガスが出ず騒音の心配がない「バッテリー駆動式」をおすすめしたい。



■自走式ポスト型クローラ「RM04B」(アイチコーポレーション)

自走式ポスト型クローラ「RM04B」


自走式ポスト型クローラの「RM04B」(アイチコーポレーション)は、最大床面高さが約4m、最大積載荷重が200kgの室内用高所作業車だ。昇降機構は格納時の寸法が低い5段のマストを採用しており、小型エレベーターなど狭い場所を出入りでき、収納の際も場所を取らない。足回りはクローラ式のため、段差のある床など不整地でも安定した走行が可能だ。



■垂直昇降型ホイール「SV08DNL」(アイチコーポレーション)

垂直昇降型ホイール「SV08DNL」


最大床面高さが7.9m、最大積載荷重が250kgの垂直昇降型ホイール「SV08DNL」(アイチコーポレーション)は、シザース式の昇降機構によって作業床面が水平に安定し、作業時の揺れを最小限に抑えられる。作業床が拡張するため、工具や機材を積載しても十分な作業スペースを確保できる。ホイールには、移動の際にタイヤ痕が床に付きにくい「ノンマーキングタイヤ」を採用している。




〈②屋外用タイプ〉外壁工事やトンネル点検で活躍

ビルの外壁工事、窓ガラスの交換・清掃、街路樹のメンテナンス、トンネルの点検など、屋外における高所作業で活躍するのは、トラック式の高所作業車だ。一般道での走行が可能でトレーラーなどを別に用意する必要がなく、現場間をスムーズに移動できる。



■トラック式 バケット「AT-100TG」(タダノ)

トラック式 バケット「AT-100TG」


トラック式 バケット「AT-100TG」(タダノ)は、コンパクトなボディーで住宅地や狭い現場での作業で活躍する。操作に応じてエンジンが自動的に停止・再始動する「アイドリング・ストップ機能」を装備しており、CO2の排出や燃料消費の削減、アイドリング騒音の低減を実現している。スイッチひとつでジャッキの順次張り出し・格納が操作できる点もうれしい。バケットは左右104度ずつスイングするため、最適な作業ポイントへスムーズにアプローチできる。



■トラック式 スーパーデッキローラージャッキ仕様

トラック式 スーパーデッキローラージャッキ仕様


「トラック式 スーパーデッキローラージャッキ仕様」は、最大積載荷重1,000kgの大型作業床が特徴の高所作業車。ローラージャッキの装備により、ブームやジャッキを格納せずに移動することができ、街路灯の点検・交換やトンネル内工事など、高所作業が連続する現場での移動の際に便利だ。


また後方格納式でブームを起伏・旋回させることなく、格納姿勢からそのまま作業床を地上へ降ろすことができる。さらに水平、垂直、斜め上下移動が、それぞれの専用レバー1つで操作できる点もポイント。操作性に優れ、さまざまな現場で効率的な作業を実現する。



■トンネル点検車「TC60」(エスマック)

トンネル点検車「TC60」


最大床面高さが6.5m、最大積載荷重が450kgのトンネル点検車「TC60」(エスマック)は、トンネル内の壁面や天井を点検する際に使用される。全長2,260mm、全高1,000mmで、作業床(幅)は拡大・縮小できる。縮小時は全幅1,470mm、拡大時は全幅2,640 mmになり、複数人でもゆとりをもって作業ができる。




〈③橋梁点検用タイプ〉橋梁や高速道路の点検作業を効率化

橋梁点検車は、橋梁や高速道路の点検・メンテナンスに欠かせない。橋の側面や下面を点検するには、長いブームが装備された橋梁点検専用の高所作業車が必要となる。



■大型橋梁点検車「BT-400」(タダノ)

大型橋梁点検車「BT-400」


大型橋梁点検車「BT-400」(タダノ)は、差し込み長さ15m、最大地下深さ17.4mの国内最大級の橋梁点検車だ。最大床面高さは16.1m。ローラ付きアウトリガーにより、バスケットを下にもぐらせたまま自走しながら連続作業を行うことができ、工具や人員を乗せたまま点検箇所へ安全にアプローチできる。最大積載荷重は300kgで、点検作業に必要な3人搭乗が可能だ。


「BT-400」の最大の特徴は何といっても高性能ブームである。防音壁やフェンスを容易に乗り越え可能な第1ブーム、旋回機能を備えた第2ブーム、3段伸縮式の第3ブームにより、優れたアプローチと充分な差し込み長さを確保している。例えば、高速道路であれば片側1車線を規制するだけで、一度に点検が可能になる。さらにコンピューター制御により、スイッチ1つでアームの自動展開・収納ができ、橋梁や高速道路における作業で、大幅な効率アップを図れる。




〈④軌陸用タイプ〉架線の点検や鉄道工事には軌陸高所作業車

道路も線路も両方走れる軌陸高所作業車は、架線や鉄道の保線工事、鉄道トンネルの点検・修理、架線に掛かった木の枝の撤去など、線路上での保守点検に使われる。アクティオでは、軌陸高所作業車の中でもバケット型や広い作業スペースがとれるデッキ型など、さまざまなタイプを取りそろえている。



■軌陸高所作業車「U565」「LK12A」(アイチコーポレーション)

軌陸高所作業車。左が「U565」、右が「LK12A」左が「U565」、右が「LK12A」


軌陸高所作業車「U565」と「LK12A」(いずれもアイチコーポレーション)は、油圧操作により、線路の幅が1,067mmの狭軌、1,372mmの中軌、1,435mmの標準軌の切り替えを安全かつ容易に行える。また非常用ポンプを搭載しており、緊急時に手動操作で高所作業装置や鉄輪の張出・格納が可能だ。


作業床がデッキ型の「U565」は、ブームが後方格納式で、格納状態からすばやく作業姿勢に移ることができる。いっぽう、作業床がバケット型の「LK12A」はブームが前方格納式のため、車両後方で広い作業領域をカバーする。


※記事の情報は2022年5月24日時点のものです。



〈ご参考までに...〉

自走式ポスト型クローラ(アクティオ公式サイト)

垂直昇降型ホイール(アクティオ公式サイト)

トラック式 バケット(アクティオ公式サイト)

トラック式 スーパーデッキローラージャッキ仕様(アクティオ公式サイト)

トンネル点検車(アクティオ公式サイト)

大型橋梁点検車(アクティオ公式サイト)

軌陸高所作業車(アクティオ公式サイト)

トラック式高所作業車 YS100M(レンサルティングミュージアム)

ブロントスカイリフト(レンサルティングミュージアム)

高所作業車・作業足場・建築機器(アクティオ公式サイト)

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