2025.10.28
腕上げ作業の負担を軽減! 「上向き作業用腕部補助型アシストスーツ」 「上向き作業用腕部補助型アシストスーツ(TASK AR1.0)」は、壁や天井など高い場所の作業で少しでも腕や肩への負担を軽減できるように開発された。ガススプリングを動力としているため、バッテリー切れの心配がなく長時間の連続使用が可能。アシストスーツを導入することで、作業効率や生産性向上だけでなく、働きやすい環境づくりや離職防止も期待できる。

上向き作業による上腕や肩への負担を軽減
作業者の身体的負担の軽減、生産性の向上、人手不足の解消といった観点から注目されているのが「アシストスーツ」である。
アシストスーツは、着用することでパワーアップを図るものではなく、あくまで動作中や静止中の身体にかかる負担を軽減することを目的としており、ひいては作業効率を向上させるために開発された商品だ。電力を使わず、空気圧(ガススプリング)やゴムの弾性などの物理的な力で作用するものを指す。一方、バッテリーやセンサー、モーターなどを搭載し、電力によって可動部を制御するものは「パワードスーツ(ロボットスーツ)」と呼ばれている。
アシストスーツは、サポートする身体の部位や、製造業、物流、農業、医療、介護といった作業現場によっても選ぶべき商品が異なる。
今回紹介する「上向き作業用腕部補助型アシストスーツ(TASK AR1.0)」は、天井ボードの取り付けなど、上向き作業で上腕や肩にかかる負担を軽減するタイプだ。ガススプリングを動力としているため、バッテリー切れを心配することなく、長時間連続して使用できる。さらに、軽量かつコンパクトで、年齢や性別を問わず扱いやすい仕様となっている。
上向き作業用腕部補助型アシストスーツ(TASK AR1.0)
アシスト力の変更はガススプリングを交換して行う
よりシンプルなタイプの「上腕アシストスーツ(TASK AR TypeS3)」もラインナップしている。こちらは動力源にショックコード(ゴム)を使用し、つまみでアシスト力を調整できる。
上腕アシストスーツ(TASK AR TypeS3)
■スペック
| 商品名 | 上向き作業用腕部補助型アシストスーツ | 上腕アシストスーツ | |
|---|---|---|---|
| 型式 | TASK AR1.0 (通常仕様) |
TASK AR1.1 (マイルド仕様) |
TASK AR TypeS3 |
| アシスト力 | レベル1(2.2kgf~3.1kgf)、レベル2(3.1kgf~4.0kgf)、 レベル3(4.0kgf~5.4kgf)、レベル4(5.4kgf~6.8kgf) |
1.5kgf~3.0kgf | |
| アシスト上限角度調整 | ±15度 | 3段階 (90度・120度・150度) |
|
| 動力 | ガススプリング | ショックコード | |
| 装着時間 | 約1分 | - | |
| 質量 | 約3.9kg | 1.6kg | |
▼上向き作業用腕部補助型 アシストスーツ
※記事の情報は2025年10月28日時点のものです。
〈ご参考までに...〉
● 上向き作業用腕部補助型アシストスーツ(アクティオ公式サイト)






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