2025.10.14

レンサルティングフェア2025 in 南九州 最新の建設DX関連商品を展示 アクティオは、2025年4月10〜11日の2日間、最先端の商品を紹介する「レンサルティングフェア2025 in 南九州」を九州テクノパーク統括工場 鹿児島姶良(あいら)工場(鹿児島県姶良市)で開催した。約1,100名が来場し、大盛況のうちに幕を閉じた。

レンサルティングフェア2025 in 南九州 最新の建設DX関連商品を展示

テーマは「建設DXは新たなステージへ!」

アクティオは、レンサルティングに特化した商品やサービスの展示、またデモンストレーションや体験を通じてお客様に理解を深めていただくイベント、「レンサルティングフェア」を開催している。2025年には地域特性に合わせた商品を数多く展示する「ミニレンサルティングフェア」も開催し、好評を博している。


レンサルティングフェアの開催は約半年ぶり。スーパーゼネコンや地場ゼネコンなど多くのお客様が来場した


レンサルティングフェア2025 in 南九州のテーマは「建設DXは新たなステージへ!」。IoT、ICTに加えてAIも駆使して業務プロセスを改善し、効率化を図ることで業界が抱える労働力不足、高齢化といった課題を解決する商品が一堂に会した。


AIを駆使した商品も目立った
(左)AIカメラで人物を検知(人の部位でも反応)し、音声と光で周囲に危険を知らせる「アクティオ AIボイス」
(右)AIを搭載することでダブル配筋の計測、逆光での計測などが可能になった「鉄筋出来形自動検測システム(GeoMation)」


商品やサービスの展示は、「防災・減災」「環境対応機器」「解体機械」「小型揚重機」「通信計測」「高速メンテナンス機械」「クレーン機械」「水処理機械」「基礎機械」「遠隔制御機械」「軽仮設」「産業機械」「VR体験」の各ゾーンに分けて行われた。


見やすさを考慮し、商品やサービスを各ゾーンに分けて展示


会場となった九州テクノパーク統括工場 鹿児島姶良工場は、南九州におけるレンタル機械の整備、デリバリーの迅速化を図るため、2023年10月に運用を開始した新しい工場だ。2016年5月から運用を開始している九州テクノパーク統括工場 筑後工場(福岡県筑後市)と合わせ、整備工場・研究開発の場として、さらには人材育成や災害時の機械・機材供給基地、地域社会とのつながりや防災拠点としての役割も果たす重要な施設である。


鹿児島姶良工場の総敷地は48,500m2(14,671.25坪)。メインの工場棟(左下)のほかに、建材棟もある。屋外には橋型クレーンを2基設置しており、軌陸車のトレーニングフィールド(右下)も常設されている


今回のレンサルティングフェアでは、商品やサービスの展示だけではなく、工場の施設や整備内容も来場者に理解していただけるような工夫が凝らされた。


(上)高所作業車の転倒リスクを回避する安全機能のテストを行うエリアの見学風景
(左下)省人・省力化、品質の均一化を図るため、仮設材や台車などを自動で洗浄する、高い洗浄力を持つアームロボット型超高圧洗浄装置
(右下)溶接ブースの紹介では、マネキンを使ってより分かりやすく作業内容を伝える工夫が凝らされた


(上)高水準の整備力がテクノパークの持ち味。エンジンのオーバーホールも自前で行う
(左下)測定器具を使い、ロッドの曲がり具合を調べ、良否判定を行っている
(右下)ホースも洗浄すると、ここまでキレイになる。洗浄することで亀裂などを発見しやすくなる


イベント初日はあいにくの雨だったが、事前の雨対策が功を奏した。会期中、お客様が途切れることはなく、2日間合計で約1,100名が来場し大盛況となった。


順路に仮設テントを設置することで、ほぼ傘をささずに見学できた



それでは、展示された主な商品やサービスを紹介しよう。




遠隔制御機械ゾーン|重機の遠隔操作を実演

オペレーターが重機に搭乗せず、離れた場所から重機を操作。そんな技術を用いた重機が勢ぞろいした。重機の遠隔操作は、無線リモコンや専用の操作機器を用いて行うのが一般的だ。オペレーターが目視で重機を操作するパターンと、重機に取り付けられたカメラの映像を見ながら、遠く離れた場所から操作するパターンの2通りがある。


今回のレンサルティングフェアで、最も規模が大きかった遠隔制御機械ゾーン


今回、アクティオが提案した重機の遠隔操作は、鹿児島の会場にあるキャリアダンプとバックホーの2台を、アクティオ本社がある東京・日本橋から操作するというもの。しかも、1人のオペレーターが2台の機械を切り替えて操作する。会場ではアクティオ本社で操作するオペレーターの映像も流され、来場者は興味津々な様子で見学していた。


(上)バックホーで丸太を掴み、キャリアダンプに積むという作業を遠隔操作で行った
(左下)日本橋のオペレーションルーム。1人で2台を切り替えて操作する
(右下)来場者は遠隔制御のデモンストレーションをユニットハウスの中から見学した




軽仮設ゾーン|アルミロールスロープ、電光表示機 LED、穴あきコーンなどを展示

軽仮設ゾーンでは、アルミのスロープや台車、道路工事の現場で活躍する「電光表示機 LED」、「信号機 車両感知センサー」、さらにはかゆいところに手が届くような商品「穴あきコーン」が展示された。


(左上)3tまでの荷重に耐えられる「サントンスロープ」と、多目的仕様の「アルミロールスロープ」
(右上)車両を検知して信号間隔を自動調整する「信号機 車両感知センサー」と、大型画面で文字や図がはっきり見やすい「電光表示機 LED」
(下)風に強く、水に流されにくく、中が見えるのでテロ対策にも有効な「穴あきコーン」


このほか、熱中対策の新商品も展示された。ポータブルスポットクーラー充電式「エコやん」は、安心・安全のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用した、コンパクトで持ち運びも楽々のクーラー。屋外作業時に体を部分的に冷やすことで熱中症リスクを低減する。


ポータブルスポットクーラー充電式「エコやん」




VR体験ゾーン|Safety Training System VR of AKTIOを体験

臨場感あふれる高精細なVR映像を使って、現場の「不安全行動~事故」を疑似体験できるシステムが「Safety Training System VR of AKTIO」だ。高速道路安全教育編、高所作業車編、バックホー編などがあり、危険を安全にリアルに体感できる。


「Safety Training System VR of AKTIO」の体験風景




CPDSセミナーも開催

ICT活用工事や最新機器に関するセミナーも開催された。公共工事の入札の総合評価における技術者加点や、経営事項審査の評点にも活用されているCPDS*ユニットが付与されることもあって、会場には多くの参加者が詰めかけた。


* CPDS:Continuing Professional Development Systemの略。一般社団法人全国土木施工管理技士会連合会(JCM)の継続学習制度。


CPDSセミナー


※記事の情報は2025年10月14日時点のものです。


お問い合わせはこちら


〈ご参考までに...〉

九州テクノパーク統括工場 鹿児島姶良工場(アクティオ公式サイト)

アクティオ AIボイス(アクティオ公式サイト)

鉄筋出来形自動検測システム(GeoMation)(アクティオ公式サイト)

アルミロールスロープ(アクティオ公式サイト)

信号機 GPSソーラー2灯(アクティオ公式サイト)

電光表示機LED 3文字1段(アクティオ公式サイト)

穴あきコーン(アクティオ公式サイト)

移動式クーラー/移動式エアコン(アクティオ公式サイト)

Safety Training System VR of AKTIO(高速道路安全教育編)(アクティオ公式サイト)

Safety Training System VR of AKTIO(高所作業車編・バックホー編)(アクティオ公式サイト)

事業分野紹介「建設DX分野」(アクティオ公式サイト)

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