2024.08.02

草刈りと回収を同時に行うバックホーアタッチメント「草集力」 「草集力(そうしゅうりき)」は強力に草を刈る「ハンマーナイフモア」と、刈った草を集める「集草バスケット」が一つになったバックホーアタッチメント。それまでも草刈り用のアタッチメントはあったが、集草作業の負担軽減というニーズに応えて、アクティオグループのエスアールエス株式会社が開発した商品だ。

草刈り・集草作業における負担を軽減

草刈り作業において、背丈の高い雑草が茂る場所は人が入るのが困難な上、足元もツタが絡まっているなど作業がしにくい。また、斜面での作業も、体勢が不安定で転倒などのリスクがある。このような場面で威力を発揮するのが、集草機能付草刈機「草集力」だ。


草集力は草を「刈る」「集める」を同時に行える画期的なバックホーアタッチメント。バックホーのブームを伸ばし、草むらの外から草を刈ることができる上、刈り取った草を手間なく集められる。




ハンマーナイフモア方式で強力に草木を粉砕

草を刈る刃には、「ハンマーナイフモア」を採用している。これは地面の垂直方向に回転する刈刃で、文字通り草木をハンマーのように叩きながら刈り取る方式だ。対応できる草木が多く、小型の草刈機では困難な細い竹や硬い草も、粉々に粉砕することができる。ちなみに「モア」とは、刈刃の上に被さったボックスのことを指す。


ハンマーナイフモアにより、細い竹や硬い草も粉々に粉砕することができるハンマーナイフモアにより、細い竹や硬い草も粉々に粉砕することができる




刈り取った草をそのまま収められる集草バスケット

草刈りと同様に人手や時間がかかるのが「集草作業」だ。草集力は、刈り取った草をそのまま収められる「集草バスケット」が付いているので、草を拾い集める手間が省ける。


ハンマーナイフモアで刈り取った草は、自動的に草集バスケットの中にたまっていくため、そもそも集める必要がないのだ。


開いた状態の集草バスケット。刈り取った草を集める手間が省ける開いた状態の集草バスケット。刈り取った草を集める手間が省ける




操縦席から全ての操作が可能

炎天下での作業において、重要になるのが熱中症対策だ。草集力は操縦席で全ての作業が行えるため、キャビン仕様のバックホーを使えば、作業中にエアコンの効いた操縦席から出る必要がない。


バスケットの開閉操作も操縦席から油圧で行えるバスケットの開閉操作も操縦席から油圧で行える




ミニバックホーで利用可能な弟分「草集小力」

草集力は0.4~0.45m3クラスのバックホーに適合しているが、ミニバックホーで利用したいというニーズに応え、2022年には弟分「草集小力(そうしゅうこりき)」が開発された。こちらは0.2 m3のバックホーに対応している。


ミニバックホーに対応する「草集小力」ミニバックホーに対応する「草集小力」




少子高齢化時代のニーズに応える

高齢化や人手不足が進む中、これからはあらゆる業務において、限られた人員、労力での作業が求められる。毎年繰り返し発生する過酷な草刈り作業は、いち早い効率化が望まれる分野だ。草集力は、そのニーズに大きく応える製品と言えるだろう。


※記事の情報は2024年8月2日時点のものです。


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