レポート
2019.10.01
レンサルティングフェアin四国 i-Constructionに対応した最新の商品や話題の大型建機が集結 2019年9月5日(木)~6日(金)、NEWレオマワールド・駐車場(香川県)においてアクティオのレンサルティングを体感するイベント「レンサルティングフェアin四国」が開催され、約400名のお客様が来場した。
商品理解を深める絶好の機会
アクティオならではのレンサルティングに特化した商品やサービスを展示し、デモンストレーションによる商品理解に加え、実際に参加して体験することで、より理解を深めることが可能なイベントとして業界関係者から注目を集めているのが「レンサルティングフェア」。2019年は8月開催の長岡(新潟県)に引き続き、今回の四国が2回目のフェアとなる。
このレンサルティングフェアは、(社)全国土木施工管理技士会連合会の継続学習制度(CPDS)の認定を受けられることも大きな特徴である。今回は講習こそ行わなかったが、個人で登録することでCPDS認定1ユニットが発行された。
会場には100アイテムに迫る商品やサービスが集結。中でも注目を集めていたものを紹介しよう。
高所・クレーン関連
ブロント製高所作業車「スカイリフトS56XR」
会場の入口付近に鎮座し、ひと際存在感を放っていたのが「スカイリフトS56XR」。最大作業床高は54m、最大作業範囲は37.5mにもなる。54mという最大作業床高に目を奪われがちだが、特に注目したいのが37.5mの最大作業範囲。つまり、横方向にアームを37.5mも伸ばせるのだ。この性能を活かし、都市部における高速道路の橋梁や橋脚の点検時に大いに活躍している。
移動昇降式足場「スカンクライマーSC8000」
日本では主に煙突の解体現場で活躍しているのが「スカンクライマーSC8000」。一般的には煙突を挟んで向き合うようにマストを2本セットし、煙突の周りをデッキで囲み、解体作業を行う作業員の足場を確保するわけだ。固定式足場(枠組み)を設置するよりも、移動昇降式足場のスカンクライマーなら、1/3~1/4の工期で済む。また必要な資材も半分以下に抑えられるため、運搬費も削減できるのが特徴だ。
スカンクライマーSC8000について詳しくはこちら(アクティオ公式サイト)
吊荷旋回制御装置「ジャイロマスター」
四角い吊荷のように見えるが、これこそが吊荷を任意の向きに回転させることが可能な、吊荷旋回制御装置「ジャイロマスター」だ。中に約700キロもあるフライホイールが内包されており、それが約2,000rpmで回転。この大きな慣性力を持ったフライホイールを右に左にとモーターで傾けることで吊荷の回転抑止、吊荷の任意位置への回転を遠隔操作で行える。その特性を活かし、強い風が吹きやすく、さらに吊荷のきめ細かな制御が要求される護岸工事での活躍が期待されている。
ジャイロマスターについて詳しくはこちら(アクティオ公式サイト)
ICT関連
MCグレーダー
路盤の敷き均し時に活躍するのがMCグレーダーだ。グレーダーに取り付けられたアクティブターゲットの位置をトータルステーションで観測しブレードの刃先の位置・高さ・傾きをリアルタイムに管理。同時に三次元データ(位置・高さ・傾き)と比較することで、施工部の切/盛量を計算。これにより、自動制御で施工部の敷き均しが可能になる。
GNSS締固め管理
GNSSを活用し、盛土の締固めを行う際の回数等を管理できるシステム。転圧回数に加え、走行軌跡や高さ、層厚も管理可能のため、施工面の面的な管理、短時間で正確な施工を実現。さらに工程の短縮、人件費の削減も見込めるスグレモノだ。
GNSS締固め管理について詳しくはこちら(アクティオ公式サイト)
3Dレーザースキャナー SX10
国土交通省が推進しているi-Constructionに対応した最新の測量機。トータルステーション機能、3Dレーザースキャナー、イメージング機能を一台に集約することで、測量が画期的に進化。秒間26,600点での高解像度スキャニングが可能。地形を三次元測量することで、作業の効率化、コスト削減を実現する。
3Dレーザースキャナー SX10について詳しくはこちら(アクティオ公式サイト)
安全関連
Safety Training System VR of AKTIO
高画質「5K」のリアルな映像で、建設現場の不安全行動を再現するのがSafety Training System VR of AKTIO。アクティオのシステムは5Kかつ視野角210°を採用しているため、スーパーリアル映像により不安全行動が安全に疑似体験可能なのだ。会場ではバックホー編と高所作業編が体験でき、バーチャルと分かっていながらも、つい崩れ落ちそうな仕草をしてしまう参加者の行動が新鮮だった。
Safety Training System VR of AKTIOについて詳しくはこちら(アクティオ公式サイト)
ダンプセンサー
高さ制限のある現場で威力を発揮。設定した高さにダンプのアオリが近づくと、光と音でドライバーのお知らせ。傾斜検出センサーは水平に対しての絶対角度のため、地盤や車体などの影響は受けない。装置の取り付けはコードレスのため簡単に行えるのも魅力だ。
防災関連
SMILE safety
GNSSを活用したICT/IoT時代における変位計測システム。新規開発のGNSSセンサーと誤差評価手法の適用により、さまざまな変位監視のシーンを自動化。センサーを広域展開することで、今まで計測できていなかった危険対象エリアの変位計測が可能になる。
※記事の情報は2019年10月1日時点のものです。
〈ご参考までに...〉
● スカンクライマー(アクティオ公式サイト)
● ジャイロマスター(吊荷旋回制御装置)(アクティオ公式サイト)
● GNSS 締固め管理(アクティオ公式サイト)
● 3Dレーザースキャナー SX10(アクティオ公式サイト)
● Safety Training System VR of AKTIO(アクティオ公式サイト)
● ICT施工関連機器(アクティオ公式サイト)
● 事業分野紹介「i-Construction(ICT施工)」(アクティオ公式サイト)