2021.02.02

路盤の敷きならしを効率良く行える「TSマシンコントロール グレーダー」 「基礎や下地こそ重要」。見えないからといって基礎工事の手を抜くと、見える部分の仕上がり、耐久性などに大きな差を生じることになる。路盤の整地はまさに下地処理で、ここが設計データ通りに仕上がっていないと、その上の舗装面(表層)に影響を及ぼす。以前は職人の技に頼るしかなかったが、いまでは「TSマシンコントロール グレーダー」という頼もしいICT建機が存在する。

路盤の敷きならしを効率良く行える「TSマシンコントロール  グレーダー」

ブレードを自動調整して路盤を整地

道路工事における路盤(アスファルトよりも下部の層)の整地、グラウンドなど高い精度や整形が要求される場所の整地、法面の切り取りや仕上げ、積雪地では除雪作業で活躍する建機がグレーダーだ。その昔はトラクターで牽引される器具だったため、エンジンを搭載した自走式グレーダーは、モーターグレーダーと呼ばれることもある。


前方にブームと呼ばれる長い柄(フレーム)が渡されたフォルムは、どことなくカマキリを想起させる。その長い柄の下にブレードが装着されており、ブレードの向き、高さなどを微妙に調整することで、均一な路面を作り出すわけだ。


左:ブームと呼ばれるフレームの下、ホイールベース間にブレードが装着されている。右:ブレードは向きや高さなどを調整可能だ左:ブームと呼ばれるフレームの下、ホイールベース間にブレードが装着されている。右:ブレードは向きや高さなどを調整可能だ


車両系建設機械はバックホーやブルドーザー、ホイールローダーなど、掘ったり、すくったり、ならしたりする様々なタイプが存在するが、中でも整地用の建機は正確な操作が難しいような気がする。もちろん個人差がある話だが、例えば広大なグラウンドをスケートリンクのように真っ平らに仕上げるのは簡単か? 何百kmも続く高速道路の路盤を波打つことなく整地できるのか? いずれも、かなり難しそうだと思いませんか?


だからこそ、グレーダーのオペレーションには熟練の技が要求されるのだが、御多分に漏れず、腕の良いオペレーターは減少傾向にある。こんなときこそ、ICT建機の出番だ。


TSマシンコントロール グレーダーは、ブレードにID付きアクティブターゲットを装着している。近くに設置したTS(トータルステーション)のレンズ部分から目に見えない光波を発し、ブレードに取り付けたアクティブターゲットを自動追尾することで、ブレードの位置データを取得。そのデータを、設計データがインプットされた重機本体に設置したコントロールボックスに転送し、設計データとの差分を計算し、ブレードの角度や高さを自動調整することで設計データ通りに整地するわけだ。オペレーターはブレードの調整を行う必要がなく、グレーダーの操作だけでOK。またID付きなので、同じ現場で複数台の運用も可能である。


ブレードに取り付けられたアクティブターゲット(左)を、TS(右)のレンズ部分から発した光で自動追尾するブレードに取り付けられたアクティブターゲット(左)を、TS(右)のレンズ部分から発した光波で自動追尾する


キャブ(操縦席)に設置させたコントロールボックスに、表層の設計データ(黒線)から30cmオフセットしたライン(赤線)を下層路盤として自動で施工するキャブ(操縦席)に設置させたコントロールボックスに、表層の設計データ(黒線)から30cmオフセットしたライン(赤線)を下層路盤として自動で施工する


ブレードの高さや角度を自動調整するため、初心者でも正確な施工が行えるTSマシンコントロール グレーダーは、熟練オペレーター不足に悩む建設業界にとって救世主ともいえる存在なのだ。


なお、本製品は国土交通省が運営する新技術情報提供システム「NETIS」の登録商品(NETIS登録番号:HK-100045-V)である。





〈ご参考までに...〉

TSマシンコントロール グレーダー(アクティオ公式サイト)

TSマシンコントロール グレーダー(レンサルティングミュージアム)

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