2022.10.31

台車の進化版! 「電動追従運搬台車フォロリー」と「クローラー台車アクロス」 「台車」というと、運送業の方が使用しているような取っ手が付いて自ら押すタイプを想像する方が多いのではないだろうか。今回は一般的な台車とは一味違う2つの台車、作業者の後についてきてくれる「電動追従運搬台車フォロリー」と悪路をスムーズに進むことができる「クローラー台車アクロス」を紹介する。

台車の進化版! 「電動追従運搬台車フォロリー」と「クローラー台車アクロス」

1人で2台の台車を扱うことも可能

多くの人にとって「台車」というと、運送業の方が使用しているハンドルが付いた手押し台車や、コンビニやスーパー、ドラッグストア、ホームセンター、デパートといったバックヤードで目にするカゴ台車などが思い浮かぶだろう。用途も、荷物や商品を運ぶだけでなく、使用済み段ボール等を保管するなど多岐にわたる。


今回紹介する、「電動追従運搬台車フォロリー」と「クローラー台車アクロス」は、そんな台車の進化版と言える。


「電動追従運搬台車フォロリー」は最大積載荷重150kgで、押すのではなく、作業者についてくる台車だ。作業者の後方を、約1mの間隔を保ちながら追従する。作業者自身が手押し台車を使用すれば、1人で2台の台車を同時に扱えるわけだ。


フォロリーは、作業者の後方を約1m空けて自動追従するフォロリーは、作業者の後方を約1m空けて自動追従する


追従モードのほかに、作業中に離れてしまったフォロリーを近くまで引き寄せられる「ラジオコントロールモード」(最大30m)も装備している。いちいち台車を取りに行く手間が省けるため、作業の効率化が見込める。


リモコンで約30m離れた所にあるフォロリーを引き寄せることも可能。このリモコンは、追従モードの発信器としても使用するリモコンで約30m離れた所にあるフォロリーを引き寄せることも可能。このリモコンは、追従モードの発信器としても使用する


半自動で走行するため、安全性に関しても十分に配慮されている。台車の前後に障害物センサーが付いており、障害物まで約2.1mになると減速。約90cmで停止する仕組みだ。


動力はリチウムイオンバッテリーで、稼働時間は使用状況にもよるが8時間となっている。バッテリーは簡単に着脱できるため、予備バッテリーを準備して作業時間を増やすことも可能だ。


床面積の広い建築現場での使用を想定しているが、物流倉庫での商品のピッキング作業などにも大いに活用できる。




建築現場での活躍に期待

「クローラー台車アクロス」(最大積載荷重150kg)は、悪路でもスムーズに進むことができるクローラータイプの台車だ。車輪の台車では進むことが難しい砂地、砂利、芝生の上などでも使用できる。


アクロスの走破性はとても高いアクロスの走破性はとても高い


こちらは運送の現場というよりも、建築現場での活躍が期待されている。未舗装路の屋外や鉄筋を組んだ床の上でも走行できるため、資材の運搬などに向いている。ちなみに、動力を使っていないため、全天候型とも言える。


その使用感だが、実に軽い。助走がつくと自ら進んでいく感じで、動力がないとは思えないくらいだ。



▼電動追従運搬台車フォロリー



▼クローラー台車アクロス


※記事の情報は2022年10月31日時点のものです。


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〈ご参考までに...〉

電動追従運搬台車フォロリー(アクティオ公式サイト)

クローラー台車(アクティオ公式サイト)

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