2026.05.14

リチウムイオン電池の充電中の発火に備える「充電ロッカー」「充電保管庫セット」 アクティオがレンタルする「充電ロッカー」と「充電保管庫セット」は、建設現場でのリチウムイオン電池の充電に伴う発火や盗難リスクを低減する商品だ。充電ロッカーは、消火フィルムを内蔵し、熱に反応して消火剤を放出。漏電遮断器や個別のダイヤル錠も備え、現場全体の停電や盗難を防ぐ。充電保管庫セットは、1,000℃以上の耐熱素材を用いた防火カバーや火災報知器、消火器スタンドなどがセットになっており、万が一の際の初期消火を促し、延焼を防止する。

リチウムイオン電池の充電中の発火に備える「充電ロッカー」「充電保管庫セット」

【目次】




リチウムイオン電池の発火リスク

2026年4月24日からモバイルバッテリーの航空機への持ち込みルールが厳格化され、話題を呼んでいる。持ち込み個数や機内での充電が制限された理由は、モバイルバッテリーに多く使用されているリチウムイオン電池にある。リチウムイオン電池は軽さと高出力、充電可能というメリットがある一方で、衝撃や損傷などにより発煙・発火に至る恐れがあるという危険もはらんでいる。航空機内や電車内で、あるいは街中や建物内で、リチウムイオン電池が発火する事故が頻繁に報道されるようになった。


建設業界にとって、リチウムイオン電池の発火事故は対岸の火事ではない。電動工具のバッテリーとしてリチウムイオン電池は広く普及しており、多くの現場で使用されているからだ。


下のグラフは、棒グラフが月別の事故発生件数、折れ線グラフが気温を表している(事故発生件数は建設現場に限ったものではない。気温は都道府県別で最も発火事故件数が多い東京都の平均気温を採用)。


平均気温が高くなる6月から8月にかけて火災件数も増えており、気温とリチウムイオン電池の火災件数に相関があることがうかがえる。建設現場では、電動工具や空調服などにリチウムイオン電池を使用していることが多く、暑さにより発火するリスクが高まるのだ。

■リチウムイオン電池搭載製品の事故と気温の関係

独立行政法人 製品評価技術基盤機構 Vol.481 7月22日号「リチウムイオン電池搭載製品の事故」を基にグラフ作成


下のグラフは、2022年1月~2025年6月にかけて、いずれの年も製品別火災件数が最も多い、モバイルバッテリーによる火災の報告結果をまとめたものだ。出火原因として、「外部衝撃」と「高温下での使用・保管」が多いことが分かる。

■モバイルバッテリー 出火原因別火災件数(2022年1月~2025年6月)

※「その他」「不明」は不記載。
総務省消防庁「リチウムイオン電池等から出火した火災の調査結果の公表」を基にグラフ作成


なお、建設業界と関係が深い電動工具に限って出火原因を調べてみると、非純正のバッテリーを使用しての火災が群を抜いて多いことが分かる。

■電動工具 出火原因別火災件数(2022年1月~2025年6月)

※「その他」「不明」は不記載。
総務省消防庁「リチウムイオン電池等から出火した火災の調査結果の公表」を基にグラフ作成


このように、リチウムイオン電池はさまざまな要因で発火するリスクがある。使用中の発火はケガや火傷の恐れがあり、非常に危険である。しかし、それと同じくらい懸念されるのは人の目が離れる充電中の発火で、こちらは大火災の原因になりかねない。




発火・出火・盗難に備える「充電ロッカー」と「充電保管庫セット」

万が一の際の被害を最小限に抑えるアクティオのオリジナル商品が、「充電ロッカー」と「充電保管庫セット」だ。

■充電ロッカー

充電ロッカーは、各ボックス内にコンセントを備え、バッテリーを充電できる。各ボックスの天井には消火フィルムが貼られており、火災発生時の熱に反応して消火効果の高いエアロゾルを放出する。発火事故が起きた場合に備えてプラグ型の漏電遮断器が用意され、万が一発火した場合でも、建設現場全体のブレーカーが落ちるという事態を防ぐ。電動工具のバッテリー、とりわけ純正バッテリーは高価なため、充電中に盗難される恐れがある。そこで各ボックスに個別のダイヤル錠を完備した。

充電ロッカー

(左)ボックスはダイヤル錠付き
(右)ボックス内のコンセントに充電器のプラグを差し込み、バッテリーを充電できる

(左)漏電遮断器付きのタップ
(右)ボックスの天井には消火フィルムが貼られ、出火した際はエアロゾルを放出

■充電保管庫セット

充電保管庫セットは、防火カバー、電源タップ、火災報知器、消火器スタンド、結束バンドがワンパッケージになっている(※セキュリティラックは別途レンタル)。防火カバーは1,000℃以上の耐熱性能を持つシリカクロス素材を採用。電源タップは過電流ブレーカーや漏電ブレーカーの安全機能付きだ。火災発生時は火災報知器のアラートが鳴って周辺に知らせ、消火器による初期消火を促す。


充電保管庫セットとセキュリティラック


(左)防火カバーの耐熱性能は1,000℃以上
(右)火災報知器をセキュリティラックの天井にセット


(左)漏電ブレーカー
(右)過電流ブレーカー付きの電源タップ(白)4口


※記事の情報は2026年5月14日時点のものです。



〈商品情報〉

充電ロッカー

充電保管庫セット

■充電ロッカー

商品コード T4Q 34000 001
呼称 充電ロッカー
部屋数 3列×4段 12部屋
出力電圧 100V 15Aコンセント
消火設備 消火フィルム(各部屋1枚)
ロッカー内寸法 L×W×H(mm) 267×271×189
寸法 L×W×H(mm) 900×380×1,085
質量(kg) 約65
※充電容量は縦1列の4部屋で合計15Aまでとなります。それ以上のアンペア数で使用した際は、電源タップの過電流ブレーカーが作動しますのでご注意ください。また、付属品の漏電ブレーカーは必ずご使用ください。

■充電保管庫セット

商品コード T4Q 00001 001
代表管理番号 008870
セット内容 ・防火カバー ×1枚
・電源タップ(白)4口 ×2本
・電源タップ(防雨型)3口 ×1本
・火災報知器 ×1個
・消火器スタンド ×1個
・結束バンド ×5本
※セット内容に消火器本体は含まれておりません。
※使用している電源タップは1本あたり15Aまでです。

組み合わせ品

商品コード T4W B0001 001 T4W 00001 002
代表管理番号 006132 006133
呼称 セキュリティラック 中間棚
型式 TS-RYL05
寸法 全長L(mm) 1,100 1,025
寸法 全幅W(mm) 800 660
寸法 全高H(mm) 1,720 21
許容積載荷重(kg) 500 200
質量(kg) 99 10
※鍵は別途お客様手配が必要です。


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