2024.12.27

温室効果ガス削減、森林の生物多様性のために。社員参加で植林活動「アクティオの森2024」 アクティオはSDGsの取り組みの一環として、さまざまな形で温室効果ガスの削減にアプローチしている。「アクティオの森」の運営もそのひとつ。社員が積極的に参加し、植林体験活動を実施している。

温室効果ガス削減、森林の生物多様性のために。社員参加で植林活動「アクティオの森2024」

山梨県の森林で植林体験を実施

アクティオは、山梨県内の森林「アクティオの森」で、植林整備活動を支援・実施している。これは、温室効果ガス削減を目指す山梨県内の「やまなし森づくりコミッション」に賛同して、アクティオが2008年から取り組んでいる活動だ。山梨県笛吹市芦川町と、同市御坂町の2カ所にある「アクティオの森」を運営するとともに、グループ社員による植林体験活動を行っている。


木材の生産のために広がった人工針葉樹林は、近年、その荒廃が問題化している。「アクティオの森」は、この針葉樹林に対し、間伐と広葉樹の植林を少しずつ行うことにより、生物多様性に富んだ、豊かな針広混交林の形成を目指す、という一面も持っている。


2024年9月の植林体験活動は芦川町の「アクティオの森」で実施され、社員とその家族、合わせて65名が参加。伐採された一帯に、広葉樹のナラの苗木65本を植えた。成長期の若い木はより多くのCO2を吸収してくれるのも、苗木から育てることの大きな意義であるという。

ナラの苗木を、1本ずつ丁寧に植えていくナラの苗木を、1本ずつ丁寧に植えていく




親子で「森」を学ぶ貴重な機会に

参加者は、林業の専門家に手順のレクチャーを受けた後に植林を開始。鍬(くわ)などで穴を掘り、苗を植え、土をかけて埋め戻し、足で踏み固める。柔らかい苗木は野生の鹿が好んで食べてしまうため、支柱を立て、防獣ネットをかぶせる。急斜面に足を取られたり、地中にある大きな石に穴掘りを邪魔されたり。小さな苗木を1本植えるだけで思いがけず重労働であることに、多くの参加者が驚きながら、作業を完成させた。

防獣ネットをかける防獣ネットをかける


参加した社員は「自然に囲まれた素晴らしい環境で、非常にいい体験ができました」「木がこういうふうに育っていくんだということが分かりました。子どもにもとても勉強になりました」など充実した表情。


参加者の一員として植林を行った小沼直人代表取締役社長も「壮大な緑の景色の中で自然に触れ合いながら、苗木を植えたり間伐したりすることで、これからも森の大切さを少しずつ実感していってほしい」と話した。


アクティオはこの活動で、年間約5.6トンのCO2吸収に貢献している。今後もこの活動は継続して行い、一歩ずつ森林の保全、温室効果ガス削減に寄与していく考えだ。

朝方の雨がやみ、晴天の中、植樹作業が行われた朝方の雨がやみ、晴天の中、植樹作業が行われた



▼アクティオの森2024


※記事の情報は2024年12月27日時点のものです。



〈ご参考までに...〉

森林整備体験イベント 「アクティオの森2024」を実施(アクティオ公式サイト)

会社情報「環境への取り組み」(アクティオ公式サイト)

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