注目の商品
2023.03.28
重機の安全対策に貢献する「EagleEye®Ⅱ」 一般的なクルマよりも死角が多い重機。重機と人との接触事故は、合図・確認の不徹底が原因で起きるケースが大半だ。そんな事故を減らす切り札として注目したいのが、高性能な人工知能を搭載したAI監視カメラ「EagleEye®Ⅱ(イーグルアイツー)」である。
重機事故の過半数を占めるバックホー
国土交通省がまとめた「安全啓発リーフレット(令和3年度版)」に、「重機事故のデータ分析」という項目がある。令和元年度に発生した重機事故は43件。この内、土工用重機(バックホー等)が23件(53.5%)で過半数を占めている。
■重機の種類別事故発生状況(令和元年度)
被災者と重機の位置関係は、「重機の側面」よりは「重機の前方」と「重機の後方」での事故が多く、合図・確認の不徹底、誤操作が主な原因だ。
■被災者と重機の位置関係(平成27~令和元年度)
重機の動作状況別の事故件数の推移においては、「旋回操作中」の事故に比べて「前進」「後退」の事故発生比率が大きく、特に「前進」は増加傾向にある。
■重機の動作状況別の事故件数の推移(平成27~令和元年度)
これらを受け同リーフレットでは、重機事故に対しては以下のようなバックホー作業の対策を重点的に行う必要があると結論付けている。
●「安全の見える・聞こえる化」の推進として作業員への注意喚起やICT技術による接触防止システムの普及推進。旋回時に加えて「前進」や「後進」時の接触防止対策も重要である。特に、前方はオペレーターの視認任せで油断する傾向にある。
●立入禁止措置が実質的に困難な場合は、合図誘導者の配置を徹底する。
●作業員と重機オペレーターのコミュニケーション(声掛け)が重要。
手軽に後付けできるAI監視カメラ
建設機械メーカーは事故ゼロを目指し、衝突軽減システムの標準搭載化を推進している。これは歓迎すべきことだが、市場に出回っている重機全てが衝突軽減システム搭載車に置き換わるのは当分先の話だ。事故は待ってくれない。
そこで注目したいのが、アクティオがバックホーなどをレンタルする際、積極的に導入を提案している「EagleEye®Ⅱ」だ。
EagleEye®Ⅱは、バックホーやフォークリフトなどの後方や側方の死角を監視し、危険ゾーン内に人物を検知すると、モニター内で警告するとともに、警告灯の光や音でオペレーターに知らせるAI監視カメラである。下面に磁石が備えられており、重機の車体などに手軽に後付けできるのも大きな魅力だ。NETIS登録商品でもある(登録番号:KK-200027-A)。
EagleEye®Ⅱが検知し警告するのは、あくまでも「人」。しかも、人がしゃがんで作業していたり、寝転んだりしていても検知するというから驚きだ。カメラの検知精度、さらにAIの学習機能により、工事現場が要求するスペックを実現できたのである。
このEagleEye®Ⅱにより、事故が1つでも減ることを願いたい。
※記事の情報は2023年3月28日時点のものです。
〈ご参考までに...〉
● AI監視カメラ(EagleEye®Ⅱ)(アクティオ公式サイト)
● 通信計測機器(アクティオ公式サイト)