2021.06.30

withコロナ時代にマッチした通門管理システム 足踏み式の消毒液スタンド、はたまた非接触タイプのドアオープナーなど、コロナ禍だからこそ注目される商品は多い。その最右翼が、すっかり我々の生活に溶け込んだ体表面温度計測器ではないだろうか。いまでは建設現場で採用されるケースも増えている。

withコロナ時代にマッチした通門管理システム

「体表面温度計測プラス顔認証」通門管理システム

医療機関、公共・商業施設、学校・塾・保育園、飲食店など、いまでは至る場所に体表温計測器が設置されている。機器に近づくと瞬時に体表温を計測し、モニター上に数値を表示。コロナ禍ならではの計測器だ。

アクティオは、体表温計測器に50,000人の顔認証機能をプラスした通門管理システムの提案を行っている。このシステムにはポイントが2つある。1つ目は、「グリーンサイト」「建設キャリアアップシステム」と連動している点だ。

「グリーンサイト」は施工体制台帳/労務安全書類(通称・グリーンファイル)をクラウド上で作成・提出・管理するため、元請会社・協力会社が加入する会員制(有償)のインターネットサービス。グリーンファイルを作成する手間や時間、紙で印刷する費用を大幅に削減できるため、大成建設、清水建設、鹿島建設、大林組といった大手に加え、準大手、中堅ゼネコン、設備会社など、約70社の元請けが加入。協力会社の加入も約29,000社という建設業界の定番サービスだ。

「建設キャリアアップシステム」は、建設業に関わる技能者の資格・社会保険加入状況・現場の就業履歴などを登録・蓄積し、技能者の適正な評価や建設事業者の業務負担軽減に役立てるための仕組みで、国土交通省が推進している。

「体表面温度計測プラス顔認証」通門管理システムは、これら2つの情報サービスと連動した上で、スピーディーな入退場管理と発熱チェックも行う。クラウドサービスのセキュリティ規格を満たしているISMS認証を取得しているため、個人情報などの漏洩(ろうえい)対策も万全と言ってよい。

もう1つのポイントは、本体の防水仕様である。その性能はIP65となっており、塵埃(じんあい)の浸入がなく、あらゆる方向からのノズルによる噴流水の影響を受けないというもの。これなら建設現場での使用も安心だ。


認証スピードは約1秒なので、スピーディーな入退場管理が可能だ認証スピードは約1秒なので、スピーディーな入退場管理が可能だ


コンパクトゲート/デザインゲート「TAG-12000 series」

「体表面温度計測プラス顔認証」通門管理システムは、屋内専用のコンパクトゲート/デザインゲートの「TAG-12000 series」と組み合わせて使用することも可能だ。今回紹介するのはコンパクトゲートで、業界初のターンフラップ式を採用しているのが大きな特長である。

これは通路を遮断する扉の回転軸を45度に傾けて配置したことにより、扉が開く際には3次元的な軌跡となり、さらに収納は垂直の位置という「ターンフラップ方式」の採用によるもの。従来の自動ゲートは筐体の長さが1m以上必要だったが、ターンフラップ方式を採用したコンパクトゲートは約30cmでOK。小型化により、いままでは設置できなかった狭い場所でも使用できる。また、オプションのベース板を使用することで床工事が不要というのも、導入を後押しするポイントだ。


コンパクト化により、長さ約30cmのスペースがあれば設置可能。オプションパーツを使用すれば、床工事なしで設置できるのも利点だコンパクト化により、長さ約30cmのスペースがあれば設置可能。オプションパーツを使用すれば、床工事なしで設置できるのも利点だ


コロナ対策に加え、元請け・協力会社の労務・安全衛生面もサポート可能な「体表面温度計測プラス顔認証」通門管理システムは、いまの時代にマッチした商品。レンタルが進むことで、建設業界がスマートになることを期待したい。



▼通門管理システム 体表面温度計測プラス顔認証


※記事の情報は2021年6月30日時点のものです。



〈ご参考までに...〉

通門管理システム 体表面温度計測プラス顔認証(アクティオ公式サイト)

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