2024.12.11

試験問題を解いて仕事力アップ! 総集編⑤【管工事施工管理】 建設に関する試験問題の総集編第5回は、管工事施工管理技術検定試験を取り上げます。住環境再生研究所所長の井上國博さんに選定・解説していただいた記事を、総集編としてまとめて紹介します。既に資格を取得されている方は復習に、これから試験を受ける方は勉強の補強として、ご活用ください。

試験問題を解いて仕事力アップ! 総集編⑤【管工事施工管理】

テーマ①:環境工学
結露を抑えるための条件を理解する

■設問

冬季における外壁の結露に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 室内の空気の流動が少なくなると、壁面の表面温度が低下して、結露を生じやすい。
  2. 外壁に断熱材を用いると、熱通過率が小さくなり結露を生じにくい。
  3. 多層壁の構造体の内部における各点の水蒸気分圧を、その点における飽和水蒸気圧より低くすることにより、結露を防止することができる。
  4. 暖房をしている室内では、一般的に、天井付近に比べて床付近の方が結露を生じにくい。


(令和4年度 1級管工事施工管理技術検定第一次検定 試験問題より)


「管工事施工管理」学科試験問題を解いて仕事力アップ!【第1回:環境工学】
▼解説はこちら「管工事施工管理」学科試験問題を解いて仕事力アップ!【第1回:環境工学】




テーマ②:施工管理
施工時に必要な留意事項について知る

■設問

次の1~5の記述について、適当なものには○を、適当でないものには×を記入しなさい。
アンカーボルトは、機器の据付け後、ボルト頂部のねじ山がナットから3山程度出る長さとする。

  1. 硬質ポリ塩化ビニル管の接着接合では、テーパ形状の受け口側のみ接着剤を塗布する。
  2. 鋼管のねじ加工の検査では、テーパねじリングゲージをパイプレンチで締め込み、ねじ径を確認する。
  3. ダクト内を流れる風量が同一の場合、ダクトの断面寸法を小さくすると、必要となる送風動力は小さくなる。
  4. 遠心送風機の吐出し口の近くにダクトの曲がりを設ける場合、曲がり方向は送風機の回転方向と同じ方向とする。


(令和3年度 2級管工事施工管理技術検定第二次検定 試験問題より)


「管工事施工管理」学科試験問題を解いて仕事力アップ!【第2回:施工管理】
▼解説はこちら「管工事施工管理」学科試験問題を解いて仕事力アップ!【第2回:施工管理】




テーマ③:衛生設備
排水・通期設備の名称や設置のルールを把握する

■設問

排水・通気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。

  1. 排水トラップのディップとは、水底面頂部のことである。
  2. 自己サイホン作用とは、トラップ内の器具排水管内を排水が満流状態で流れるためサイホン作用が生じ、封水が誘引されて損失する現象をいう。
  3. 伸頂通気管は、排水立管の上部を通気管として延長し大気中に開口する。
  4. 排水管の管径は、器具排水トラップの口径より小さくしてよい。


(令和4年度 2級管工事施工管理技術検定第一次検定(前期) 試験問題より)


「管工事施工管理」学科試験問題を解いて仕事力アップ!【第3回:衛生設備】
▼解説はこちら「管工事施工管理」学科試験問題を解いて仕事力アップ!【第3回:衛生設備】


※情報は各記事掲載時点のものです。

ページトップ