2022.09.27

リニューアル工事で威力を発揮「マジックシャッター」 ワンフロアに何店舗も出店しているようなショッピングセンター。リニューアルに伴い、部分的に、もしくはフロア全体を改装といった工事を見かけることがある。営業しながらの改装は、埃(ほこり)や音、さらには見た目にも注意が必要だ。

リニューアル工事で威力を発揮「マジックシャッター」

あっという間に施工完了

ショッピングセンターやデパートなどが営業しながらフロアの一部を改装する際、改装エリアと営業エリアを何らかの方法で仕切る必要がある。木材やパイプで枠を組み、ビニールシートやブルーシートを垂らして仕切りを作るのが一般的だ。しかし、この方法だと養生に時間がかかり、コスト増につながってしまうことに加え、廃材が生まれてしまうという点もマイナス要因だ。


そこで注目したいのが「マジックシャッター」である。部材は仕切り材となるマジックシャッター1800と900、上下レールL1800、上下レールコーナー兼用L900、つっぱり棒の5種類。上下レールでマジックシャッターを挟み、つっぱり棒で床と天井に固定する仕組みだ。天井高は1,936~3,450mmまで対応可能で、マジックシャッターの伸縮はマジックテープを用いて簡単に調整できる。


左からマジックシャッター900、マジックシャッター1800、マジックシャッター900という構成。

上下レールにマジックシャッターを挟み、つっぱり棒で高さを調整している(写真上)左からマジックシャッター900、マジックシャッター1800、マジックシャッター900という構成。(写真下)上下レールにマジックシャッターを挟み、つっぱり棒で高さを調整している


マジックシャッターのメリットは多岐にわたる。まず、施工が簡単だ。工具が不要で、2名で組立・解体が可能。例えば、幅18,000mm(18m)の仕切りなら30分もあればできてしまう。


マジックシャッター900には切り込みが設けてあり、90度曲げることによってコーナー(角)にも使用できる。さらにファスナー付きなので、出入り口としても使用できて便利だ。

(写真左)上下レールコーナー兼用L900は、L字型にしてコーナーにも使える。(写真右)マジックシャッター900にはファスナーが設けられており、出入り口としても使用可能だ(写真左)上下レールコーナー兼用L900は、L字型にしてコーナーにも使える。(写真右)マジックシャッター900にはファスナーが設けられており、出入り口としても使用可能だ


上下レールが床と天井の隙間をふさぎ、気密性を高めるのに一役買っている。これなら改装エリア側の埃が営業エリア側に飛散しにくい。またマジックシャッターには防音・防炎・採光性能があり、仮設工業会認定品となっている点も安心だ。


そして見た目もスマートなので、フロアのイメージを大きく損なわないのも二重丸。マジックシャッターは、リニューアル工事をする際の頼もしい相棒なのである。



▼マジックシャッター


※記事の情報は2022年9月27日時点のものです。



〈ご参考までに...〉

マジックシャッター(ホコリ飛散間仕切りシート)(アクティオ公式サイト)

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