2021.02.25

騒音を最大50%も削減「防音サイレンサー パネルタイプ」 工事現場、さらにレジャーや災害時にも活躍する発電機。電気が通っていない場所でも電源が確保できるスグレモノだが、エンジン式の発電機は"音"に悩まされることも多い。「ブ~ン」というエンジン音、確かに耳障りだ。そんな騒音問題を解決する商品に注目したい。

騒音を最大50%も削減「防音サイレンサー パネルタイプ」

工事・建設現場は騒音苦情が多い

総務省がまとめた2019(令和元)年度の全国公害苦情受付件数は70,458件(対前年度比+5.5%)で、13年ぶりに増加に転じた。大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、および悪臭は「典型7公害」とされているが、この内、「騒音」の苦情件数は15,434件とトップで、全体の33.2%を占める(図1)。


■図1 典型7公害の種類別、公害苦情受付件数

総務省「令和元年度 公害苦情調査結果報告書」(令和2年12月 公害等調整委員会事務局)総務省「令和元年度 公害苦情調査結果報告書」(令和2年12月 公害等調整委員会事務局)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000724491.pdf
「図3 典型7公害の種類別、公害苦情受付件数」


公害苦情受付件数(70,458 件)のうち主な発生原因別に見ると、「焼却(野焼き)」の12,085件(17.2%)が最も多く、次いで「工事・建設作業」が10,428件(14.8%)、「廃棄物投棄」が9,352件(13.3%)となっている(図2)。


■図2 主な発生原因別、公害苦情受付件数

出典:総務省「令和元年度 公害苦情調査結果報告書」(令和2年12月 公害等調整委員会事務局)出典:総務省「令和元年度 公害苦情調査結果報告書」(令和2年12月 公害等調整委員会事務局)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000724491.pdf
「図5 主な発生原因別、公害苦情受付件数」


さらに工事・建設作業(10,428件)の発生原因を細かく見ると、騒音が6,015件でトップ。次いで大気汚染が2,304件と続く(図3)。


■図3 工事・建設作業の発生原因別、公害苦情受付件数

総務省「令和元年度 公害苦情調査結果報告書」(令和2年12月 公害等調整委員会事務局)総務省「令和元年度 公害苦情調査結果報告書」(令和2年12月 公害等調整委員会事務局)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000724491.pdf
「表5 公害の種類、公害の主な発生原因別公害苦情受付件数」からグラフ作成



上記統計からも分かる通り、「工事・建設作業=うるさい」というのが世間一般的な意見なのである。

このような状況は国土交通省も把握しており、建設工事に伴う騒音・振動対策として、騒音・振動が相当程度軽減された建設機械を「低騒音型・低振動型建設機械」として指定。
また生活環境を保全すべき地域で行う工事では、指定を受けた機械の使用も推進している。もちろん、業界も積極的に騒音・振動対策に取り組んでいるのは言うまでもない。

小型発電機をパネルで覆うだけで、最大50%の騒音カット小型発電機をパネルで覆うだけで、最大50%の騒音カット



今回の主役は、「防音サイレンサー パネルタイプ」。小型発電機にかぶせるだけで、最大50%の騒音をカットできるNETIS登録商品(KT-120128-VE)だ。パネルの連結はマジックテープで行い、2~6面まで自由に設置可能。段差のある場所でも使えるので便利である。

使用しない場合は、重ねて収納可能使用しない場合は、重ねて収納可能



工事・建設現場で使用率が高い発電機。中でも小型の発電機は、かなりの数が出回っている。これらのエンジン音を抑えるだけでも、かなりの騒音低下が期待できそうだ。

>防音サイレンサー パネルタイプ




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※記事の情報は2021年2月25日時点のものです。

※追記:2023年10月5日に再編集しました。


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