2023.11.21

建設現場での不法侵入や盗難に先手を打つ! 防犯対策グッズ 建設現場での防犯対策は万全だろうか? 工事中は完全な施錠が難しいため不法侵入されたり、屋外に置いたままの資材や建機が盗難に遭ったりすることがある。それらの被害に遭わないためには環境づくりが重要だ。今回はアクティオがレンタルする、防犯対策におすすめの商品を紹介する。

建設現場での不法侵入や盗難に先手を打つ! 防犯対策グッズ

建設現場で起こっている犯罪

工事現場で起こる犯罪の中に盗難がある。国土交通省関東地方整備局が2023年1月に発行した「セーフティサポートニュース Vol.13」によると、2021年度から2022年度にかけて、関東甲信の1都8県では敷鉄板やキャスターゲート、小型建設機械が特に多く盗まれている。


ほかにも現場事務所の備品や工具、大型建設機械のバッテリーや操作用モニター、大型建設機械そのものが盗難された事例もある。物の大きさにかかわらず盗難される恐れがあるのだ。それらが転売されると、手元に戻らない場合も多いため、まずは盗ませないことが重要である。盗難を起こさないためには、不法侵入を防ぐ環境づくりが求められる。




防犯① 監視カメラで犯罪を抑止し、証拠映像を残す

監視カメラを設置すると、"見られている意識"が生まれ犯罪抑止につながる。また、犯人の証拠映像を確保することもできる。


■「クラウドカメラ」

クラウドカメラ2022年9月28日に本格レンタルを開始した「クラウドカメラ AKTICAM」。カメラはVIVOTEK社製


「クラウドカメラ AKTICAM(アクティカム)」は、180°のパノラマ高画質映像を撮影できる監視カメラ。防水・防塵(IP66)、耐衝撃性(IK10)があり、さまざまな環境に適応する。20m先まで照射できる赤外線照射器を搭載しているため、昼夜問わず撮影が可能だ。電源ケーブルとカメラのLANケーブルをルーターボックスにつなぐだけで使用でき、設置が簡単なのも魅力である。


(上)180°のパノラマ高画質映像 (下)赤外線照射器の搭載により、夜間撮影も可能(上)180°のパノラマ高画質映像 (下)赤外線照射器の搭載により、夜間撮影も可能


アクティオ独自のクラウドソフトウェアが搭載されているため、カメラで撮影した映像データはクラウド上で確認することができる。映像は2週間保存され、タイムラプス機能付き。録画映像をダウンロードすることも可能だ。現場独自の管理システムと連動させ、稼働現場の状況などを把握することで、現場内の安全性や防犯力をさらに高められる。


(上)AKTICAMのカメラ映像。公開用のURLを使用することでサイネージなどに表示することが可能(下)カメラの設置位置を確認することができる(上)AKTICAMのカメラ映像。公開用のURLを使用することでサイネージなどに表示することが可能
(下)カメラの設置位置を確認することができる


そのほかにも、2種類の「クラウドカメラ」がある。大規模工事現場など広範囲を監視したい際は、首振り機能で180°の広範囲を監視できる「パンチルトズーム MCF-PT02」、天候や時間帯に左右されず監視したい際は、暗い場所の映像もくっきり撮影できる「赤外線 MCF-NV02」と、用途に応じて選択することができる。


この2つの監視カメラにも、アクティオ独自のクラウドソフトウェアが搭載されており、PC、スマホ・タブレットからも映像の閲覧が可能だ。これら2商品はNETIS登録商品(登録番号:KT-150050-VE)である。


(左)首振り機能で180°の広範囲を監視することができる「パンチルトズーム MCF-PT02」。動くものに反応しLEDライトが点灯する(右)赤外線搭載で夜間撮影が可能な「赤外線 MCF-NV02」(左)首振り機能で180°の広範囲を監視することができる「パンチルトズーム MCF-PT02」。動くものに反応しLEDライトが点灯する
(右)赤外線搭載で夜間撮影が可能な「赤外線 MCF-NV02」




防犯② 顔認証による通門管理で、部外者の侵入を防ぐ

通門管理システムに生体認証を導入することで、本人確認が正確になり、部外者の侵入を防ぐことができる。生体認証は、なりすまし、カードなどの紛失が発生しない点が強みだ。


■「通門管理システム 顔認証端末」


(左)通門管理システム 顔認証端末 (右)認証スピードは約1秒。ウォークスルーでの運用も可能(左)通門管理システム 顔認証端末 (右)認証スピードは約1秒。ウォークスルーでの運用も可能


「通門管理システム 顔認証端末」は、顔を立体的に認識し、個人を特定する通門管理システムだ。誤認証発生率はわずか100億分の1。5万人まで登録でき、インターネットに接続すれば、離れた場所でもデータの一元管理ができる。


システムの管理においてはISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得しており、個人情報は全てクラウドに保存されて、現場での情報の漏えいを防止する。本体が防水仕様(IP65)のため、外現場でも使用できる。




防犯③ 音や光による警報で侵入を抑止する

工事などの作業中でも防犯対策は重要だ。音や光は周囲の注目を集めやすくなるため、侵入者への抑止効果がある。


■「回転灯(人感仕様)」

3種類の回転灯。赤色が道路工事向け、黄色が鉄道工事向け、緑色がウイルス対策向け3種類の回転灯。赤色が道路工事向け、黄色が鉄道工事向け、緑色がウイルス対策向け


人感センサーで人や動物を検知し、点灯・音声出力する「回転灯(人感仕様)」。内部スイッチで回転と点滅の切り替えやメッセージの選択、ボリュームの調整が可能だ。最大音量が85dBなので、騒音下でも音が聞こえる。


片手で持てるコンパクトなサイズで、マグネットで簡単に取り付けられる。道路工事用、鉄道工事用、ウイルス対策用と、3種類のラインナップをそろえており、それぞれに4つのメッセージが内蔵されている。「この周辺はただいま監視中です。警報後自動通報を行います」といったメッセージが内蔵されているものもあり、侵入の抑止に効果が見込める。


それぞれの用途に合わせて、4つずつメッセージが内蔵されているそれぞれの用途に合わせて、4つずつメッセージが内蔵されている




防犯④ 機材や私物を施錠して保管する

泥棒は簡単に取って逃げることができる現場を好むため、防犯対策が施されたものを避ける傾向にある。施錠は防犯意識が高いことを示すことにもつながる。


■「カゴ台車(セキュリティラック)」


カゴ台車カゴ台車


「カゴ台車(セキュリティラック)」は、現場での小型機材の保管や、従業員の私物の保管に役立つ。全長800mm×全幅1,100mm×全高1,720mmで、許容積載荷重は500kg。上面を含めた全面がメッシュで囲まれており、ロック部に南京鍵などをかけられる(※鍵は別途お客様手配が必要)。施錠することで貴重品も安心して保管でき、中間棚(別途レンタル品)を取り付けることもできる。


※記事の情報は2023年11月21日時点のものです。



〈ご参考までに...〉

クラウドカメラ(アクティオ公式サイト)

通門管理システム 顔認証端末(アクティオ公式サイト)

回転灯(人感仕様)(アクティオ公式サイト)

カゴ台車(セキュリティラック)(アクティオ公式サイト)

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