2022.12.23

2022森林・林業・環境機械展示実演会に出展し、商品の魅力をアピール 2022森林・林業・環境機械展示実演会が2022年11月13日~14日の2日間にわたり、大分県別府市のRECAMP別府志高湖および周辺の森林で開催された。アクティオは今年も同イベントに出展し、多くの来場者にレンサルティングおよび商品の魅力を紹介した。

2022森林・林業・環境機械展示実演会に出展し、商品の魅力をアピール

アクティオグループのブースは初日から大盛況

会場となったRECAMP別府志高湖は阿蘇くじゅう国立公園内にあり、景観の素晴らしさと豊かな自然で多くのキャンパーを魅了している有名なキャンプ場だ。高速道路からのアクセスもよく、最寄りの東九州自動車道別府インターチェンジから約10分、別府市内からでも30分ほどという好立地にある。近くには自然共生型のアウトドアパークもあるため、イベント初日は時折雨が降るあいにくの空模様ながら、子どもを連れた来場者が目立った。


会場は志高湖のほとりで、ロケーションも素晴らしい会場は志高湖のほとりで、ロケーションも素晴らしい


(左)会場は紅葉の見頃を迎えていた。(右)イベント初日の日曜日は子どもを連れた来場者が目立った(左)会場は紅葉の見頃を迎えていた (右)イベント初日の日曜日は子どもを連れた来場者が目立った


足の踏み場もない......といったら大げさに聞こえるかもしれないが、アクティオグループのブースは開場と同時に多くの来場者で埋め尽くされ、我々取材陣が中に入るのがはばかられるほどの盛況ぶりだった。事前に用意した1,500個のノベルティーグッズは、なんと5時間半で配布終了。急きょ、スタッフが翌日分を福岡県の九州支店まで取りに行ったほどである。


大盛況となったアクティオグループのブース大盛況となったアクティオグループのブース


それでは、アクティオグループのブースを彩った話題の商品を見ていこう。




新型オフグリッド移動オフィスカー

ソーラーパネルや大容量リチウムバッテリーを搭載し、車内オフィス環境の電気を自給自足できる「オフグリッド移動オフィスカー」に、新しい仕様が加わった。一新されたのはワークスペースで、2名分のデスクを確保。さらに、ミーティング時にあると便利なホワイトボードも追加された。


新型オフグリッド移動オフィスカー。ポップアップルーフは就寝時に活用できるだけではなく、ワークスペースの天井高を高くする意味合いもある新型オフグリッド移動オフィスカー。ポップアップルーフは就寝時に活用できるだけではなく、ワークスペースの天井高を高くする意味合いもある


2名同時にデスクワークが行えるスペースを確保。デスクを使用しない場合は、天板を折りたためる。椅子はコンパクトに収納できる。ホワイトボード上のLED照明は、照らす向きを変えられる2名同時にデスクワークが行えるスペースを確保。デスクを使用しない場合は、天板を折りたためる。椅子はコンパクトに収納できる。ホワイトボード上のLED照明は、照らす向きを変えられる


東北地方向けに開発されたということもあり、ベース車両はハイエースの4WD仕様。雪や泥が付いた長靴で乗車しても気にならない縞(しま)板を貼ったスペースが設けられている。また、バッテリー容量が大幅にアップされており、エアコン単体で約9時間の稼働が可能な点も見逃せない。もちろん、従来通りFFヒーターが装備されているため、エンジンOFFの状態で暖を取ることも可能だ。


(左)スライドドア側からエントリーする床には縞板が貼られている。これなら汚れた長靴で乗車しても気にならない。(右)リチウムバッテリーの容量が大幅にアップしている(左)スライドドア側からエントリーする床には縞板が貼られている。これなら汚れた長靴で乗車しても気にならない (右)リチウムバッテリーの容量が大幅にアップしている


▼新型オフグリッド移動オフィスカー




根こそぎ切るソーⅡ型

街路樹伐根作業の救世主として2013年に発表された「根こそぎ切るソー」がマイナーチェンジし、Ⅱ型となってデビューした。ポイントは随所に補強が加えられ、耐久性が向上した点。例えば、センターピンが四角いコラム形状から丸いピン形状に変更、ホールソーが取り付けられている台座にリブを追加、といった具合だ。また、伐根する街路樹の太さに合わせて、ホールソーのサイズが変更できるように改良された。


根こそぎ切るソーがⅡ型に進化。センターピンを丸形にするなど、各部の耐久性が向上した。また取り付けるホールソーのサイズが変更可能になった根こそぎ切るソーがⅡ型に進化。センターピンを丸形にするなど、各部の耐久性が向上した。また取り付けるホールソーのサイズが変更可能になった




ラジコン草刈機 神刈

草刈り中はエンジンで刈刃とオルタネーター(発電機)を駆動、移動は電動モーターで行うという、ハイブリッド仕様のラジコン草刈機「神刈」。最大45度までの斜面で作業が可能だ。


ラジコン草刈機 神刈ラジコン草刈機 神刈




植穴名人/Forest Mobile

「植穴名人」は、バッテリー式で植穴掘り作業ができる、コンテナ苗植栽用パワーアシストドリル。コンテナ苗の大きさに合わせて、直径50mm、60mmの太さを選択できる。広く普及しているマキタの電動工具を活用しているのもポイントだ。


バッテリー式で植穴掘り作業ができる植穴名人バッテリー式で植穴掘り作業ができる植穴名人


「Forest Mobile」は山林業務管理システムで、作業日報、生産・収益管理等をICTの導入によりスマートフォン端末で可能にしている。


山林業務管理システム Forest Mobile山林業務管理システム Forest Mobile




重量物運搬ドローン

この「重量物運搬ドローン」は最大49kgの荷物を運搬可能で、飛行時間は8分、距離にして1.6km移動できる。今回は展示に加え、飛行デモンストレーションが行われた。


荷物を吊った状態で飛行し、現場でいざ荷物を降ろそうという際、風で荷物が左右にあおられることがある。従来はオペレーターの技量により荷物を安定させていたが、このドローンは自動で荷物の振れを抑えられるのが魅力だ。右、左、右と1振り半で抑制可能なのである。デモンストレーションの現場では、多くの来場者が興味深くその様子を見ていた。


重量物運搬ドローンは展示に加え、志高湖の上空で飛行デモンストレーションも行われた。吊っている荷物の振れを自動で抑制する機能が付いており、その絶大な効果を確認できた重量物運搬ドローンは展示に加え、志高湖の上空で飛行デモンストレーションも行われた。吊っている荷物の振れを自動で抑制する機能が付いており、その絶大な効果を確認できた


▼重量物運搬ドローン




アタッチメント類/グランピングテント

アクティオのグループ会社であるエスアールエス株式会社のプロマックス事業部は、バックホーのアタッチメント、「草集力」「草集小力」やグラップルカッター「T.Cut」を展示。草集力/草集小力は、草刈りと刈った草の回収を同時に行う優れもので、バックホーアタッチメントなので不整地での除草作業を安全に行えるのが魅力だ。さらに集めた草をトラックに積み込む作業もできるため、アタッチメント1台で3つの作業をこなすことができる。


草集力/草集小力草集力/草集小力


T.Cutは、木をつかんで切るパワフルなバックホーアタッチメントで、雑木や竹林の伐採作業を行う際に威力を発揮する商品だ。


グラップルカッター T.Cutグラップルカッター T.Cut


アクティオの商品展示スペースとしても使われたのが、フレーム式の「グランピングテント」。床面積は28m²で耐候性と耐久性を備えており、出入口ドア、換気扇、給気口、カーテンレールなどがキット内容に含まれている。


グランピングテントは、アクティオの商品展示スペースとしても使われたグランピングテントは、アクティオの商品展示スペースとしても使われた


大盛況のうち幕を閉じた2022森林・林業・環境機械展示実演会。来年は茨城県での開催が予定されている。



▼2022森林・林業・環境機械展示実演会 アクティオグループブース


※記事の情報は2022年12月23日時点のものです。


※2024年1月の組織改編に伴い「支店」は「支社」に改編されています。



〈ご参考までに...〉

オフグリッドシステム搭載移動オフィスカー・レストカー(アクティオ公式サイト)

根こそぎ切るソー(アクティオ公式サイト)

コンテナ苗植裁用パワーアシストドリル 植穴名人(アクティオ公式サイト)

山林業務管理システム(アクティオ公式サイト)

ラジコン草刈機(自走式草刈機 遠隔式)(アクティオ公式サイト)

屋内自律飛行システム搭載ドローン BIM×Drone(アクティオ公式サイト)

室内用ドローン(レンサルティングミュージアム)

事業分野紹介「林業分野」(アクティオ公式サイト)

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