2020.01.17

国交省主催の和歌山高専学外実習の運営をアクティオが担当 2019年12月11日(水)、国土交通省 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所は、和歌山工業高等専門学校の学外授業「i-Construction/ICT建機による実機体験」を実施。その運営をアクティオが担当した。

国交省主催の和歌山高専学外実習の運営をアクティオが担当

38名の学生たちが和歌山営業所で実機体験

国土交通省は2016年度より、i-Constructionを推進している。ICTの全面的な活用等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、より魅力的な建設現場の創出を目指しているわけだ。
この取り組みは、「ICT建機を導入する」といった表面的な動きだけに留まらない。例えば、教育の分野にも踏み込んでいる。
国土交通省 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所では、和歌山大学や和歌山工業高等専門学校において授業を受け持っている。特に和歌山高専との連携は密で、週1回、道路や河川の整備・管理をテーマにした授業を展開。ICTによって生産性、さらに作業の質も向上させ、結果として良い仕事につながることを学生たちに理解してもらうよう、努めているのだ。
しかし、座学だけではなかなか理解が深まらないのは事実。やはり実技は必須である。そこでアクティオが運営協力をすることによって、学外実習を実現させたのだ。

国土交通省 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所の小澤盛生所長

今回の和歌山高専学外実習を主催した国土交通省 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所の小澤盛生所長。小澤所長は週1回、和歌山高専で授業を受け持っており、その一環として、今回の学外実習が行われた。

国土交通省 近畿地方整備局 和歌山河川国道事務所が主催する和歌山高専の学外授業「i-Construction/ICT建機による実機体験」は、今年で3回目。過去には座学と実技をセットで行ったこともあるが、座学は校内で行う態勢が整ったため、今年は実技のみとなる。アクティオは3年前の初回より運営に協力。開催場所のアクティオ和歌山営業所は和歌山高専からのアクセスも良く、立地的にも好条件なのだ。

左:UAV(ドローン)のデモンストレーション風景。右:コントローラーに3次元の設計データを入力することで、半自動的に施工を行うバックホウマシンコントロールの操作を体験。左:UAV(ドローン)のデモンストレーション風景。右:コントローラーに3次元の設計データを入力することで、半自動的に施工を行うバックホーマシンコントロールの操作を体験。

締固め管理を明確にすることで、過転圧や転圧不足を防止し、品質管理の向上が見込まれるローラー締固め管理システムを実機で体験。締固め管理を明確にすることで、過転圧や転圧不足を防止し、品質管理の向上が見込まれるローラー締固め管理システムを実機で体験。

工事測量から丁張り、出来形観測まで、ワンマンで正確な測量が可能なTS測量も実機で体験。工事測量から丁張り、出来形観測まで、ワンマンで正確な測量が可能なTS測量も実機で体験。

晴天に恵まれた開催日当日、和歌山高専の環境都市工学科で学ぶ38名の4年生が、アクティオ和歌山営業所に来所。屋内会場で簡単な説明を聞いた後、学生たちは実機会場へ。まずはUAV(ドローン)のデモンストレーション(協力:株式会社きんそく)を見学し、その後は3班に分かれてバックホーマシンコントロール(協力:コベルコ建機株式会社)、ローラー締固め管理システム、TS測量(ワンマン測量)の実機を使った学外実習を体験。普段の授業では間近で見たり、触ったり、はたまた操作することなど滅多にない実機を前に、皆、目を輝かせていた。


※記事の情報は2020年1月17日時点のものです。



〈ご参考までに...〉

i-Construction(アクティオ公式サイト)

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