2019.10.25

けんせつフェア北陸in富山2019 新型ICT建機を展示し、リクルーティングも実施 2019年10月2日(水)~3日(木)に富山産業展示館(テクノホール)において開催された「けんせつフェア北陸in富山2019」にアクティオが出展。i-Construction関連の商品展示に加え、来場した多くの学生たちと交流を図った。

けんせつフェア北陸in富山2019 新型ICT建機を展示し、リクルーティングも実施

路面乾燥車をICT化して初披露

けんせつフェアは、国土交通省北陸地方整備局が中心となって2年に1回開催しているイベントで、今年で14回目となる。産・学・官の優れた建設技術を一堂に集め、建設技術者の技術の研鑽・高揚、並びに技術情報の交流の場とし、建設技術の一層の高度化や広範囲な技術開発の促進へとつなげ、新技術・新工法の積極的な活用促進や建設技術を通じての地域づくり、担い手確保の広報がイベントの目的だ。アクティオは約10年前より出展。北陸での貴重なアピールの場として参加してきた。

路面乾燥車をICT化した商品を初披露。会場ではTS(トータル・ステーション)と組み合わせたタイプを展示した。路面乾燥車をICT化した商品を初披露。会場ではTS(トータル・ステーション)と組み合わせたタイプを展示した。

今回、アクティオは乾燥・融雪・融氷を効率よく行える商品として好評を得ている路面乾燥車(マグマジェット)をICT化した商品をメインに展示した。これはGNSS & TSマシンガイダンスを融合した商品で、路面乾燥車に転圧管理システムを組み合わせることで、作業の見える化を図ったのだ。

転圧管理システムは、もともと盛土の締め固めに使われているシステム。測量器を重機に装着することで重機の位置を管理し、何回どこを通ったのか、転圧したのかを、モニター上に表示するのが主な仕組みだ。あらかじめ試験施工を行い、現場の土質は何回通れば既定の密度になるのかを測定。それをもとに回数ごとに色分けし、オペレーターの手元に設置したモニターに表示することで、転圧回数を数える必要がなく、さらに品質計測も不要になる。

どの部分を何回転圧したか、モニター上で確認可能。会場ではパソコンに接続していたが、実際の現場では重機の運転席に設置したモニターでオペレーターが確認できる。どの部分を何回転圧したか、モニター上で確認可能。会場ではパソコンに接続していたが、実際の現場では重機の運転席に設置したモニターでオペレーターが確認できる。

重機の位置情報を取得する方法は、GNSS(グローバル・ナビゲーション・サテライト・システム)とTS(トータル・ステーション)の2通りがある。

GNSSは人工衛星を使った測位システムで、GNSSのアンテナ本体だけでは位置情報の精度がさほど高くない。そこでRTK(リアル・タイム・キネマティック)、もしくはVRS(バーチャル・リファレンス・ステーション)方式を併用する。

RTKは人工衛星を観測可能な基地局と呼ばれる機械を現場に設置。これで補正情報を取得可能になる。重機に補正情報を送信することで、正確な位置を把握できるわけだ。送信方法は無線で、交信距離は半径約200mとなる。

VRSは国土地理院が設置している電子基準点を利用するシステム。現場近郊の電子基準点を3つ使用し、仮想基準点を設け、そこから補正情報を取得するのが仕組みだ。インターネットを使って交信するため、インターネットが使える状況であれば交信距離に制限はない。

RTKとVRSには一長一短があるが、アクティオはニコン・トリンブルの製品を用いることで、RTKとVRSを融合したIBSS(インターネット・ベース・ステーション・サービス)と呼ばれる通信方法にも対応している。これは現場に基地局を設置し、補正情報をインターネットで重機に飛ばすシステム。RTKの安定性と、VRSの広範囲な対応距離を兼ね備えており、さまざまな現場に対応可能である。

いっぽう、TS(トータル・ステーション)は本体のレンズ部分から目に見えない光波を発し、重機に取り付けたプリズムを自動で追尾するシステム。リアルタイム測量、さらにトンネルや高架下といった人工衛星が拾えない場所でも使用可能だ。

写真左のTS(トータル・ステーション)から光波を発し、写真右の重機に取り付けたプリズムを自動で追尾。写真左のTS(トータル・ステーション)から光波を発し、写真右の重機に取り付けたプリズムを自動で追尾。

このようなシステムを用いて路面乾燥車をICT化することで、ヒーターがどこを通ったか管理できるようになる。また乾燥・融雪・融氷といった仕事量の確認をオペレーター本人だけではなく、離れた事務所にいるスタッフが確認できるのもメリットだ。加えて走行速度の記録も可能なため、効率の良い速度で作業も行えるようになる。

路面乾燥車のICT化に関しては、展示技術プレゼンテーションで詳しく解説を行った。路面乾燥車のICT化に関しては、展示技術プレゼンテーションで詳しく解説を行った。

この他、軽散水車や電動バイク、電動アシスト自転車(折りたたみ式)も展示。電動アシスト自転車は試乗も可能で、多くの来場者が出足の良さを体感していた。

軽散水車や電動バイク、電動アシスト自転車(折りたたみ式)も展示

リクルーティングの場としてもイベントを活用

このイベントは「担い手確保」の一環として、地元建設関連企業による情報発信、将来の入職促進、さらに企業と学生の情報のミスマッチ解消のため、「合同企業セミナー」を実施しているのも特徴だ。後援に富山大学や富山県立大学、北陸職業能力開発大学校、富山高等専門学校などが名を連ねており、それらの学生が大挙して会場を訪れるのだ。

アクティオは来場した学生たちにブースに立ち寄っていただけるよう、毎回趣向を凝らしている。今回はポップコーンを振る舞い、さらにお菓子のつかみ取り(いずれも無料)を行うなどして集客を図り、まずは「アクティオ」という社名を学生たちに認知してもらうことに努めた。今後、この会場でコンタクトした学生がアクティオに入社することに期待したい。

写真上:お菓子のつかみ取りは学生たちに大好評。写真中・下:ブースを訪れた学生たちにアクティオの概要を説明するスタッフ。まずはアクティオの名を覚えていただければ大収穫だ。写真上:お菓子のつかみ取りは学生たちに大好評。写真中・下:ブースを訪れた学生たちにアクティオの概要を説明するスタッフ。まずはアクティオの名を覚えていただければ大収穫だ。

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