2019.05.21

エスアールエス相模原教習センター。人材育成で社会貢献 建設現場では、ありとあらゆる機械が稼働している。油圧ショベル、ブルドーザ、クレーン。このような建設機械を使って作業する場合、資格が必要なのをご存じですか?

エスアールエス相模原教習センター。人材育成で社会貢献

労働安全衛生法で定められた資格

その昔、昭和36年のピーク時には、年間約50万人死傷災害が発生していた。そのことを受け、労働者の安全と健康を確保するために作られた法律が労働安全衛生法だ。

労働安全衛生法では、一定の危険有害な業務に就く場合、免許の取得、技能講習の修了、特別教育の受講を義務づけている。例えば、危険業務のひとつである移動式クレーンを例に挙げると、つり上げ荷重が5トン以上の移動式クレーンは「移動式クレーン運転士免許」が必要になり、1トン以上5トン未満の小型移動式クレーンは「技能講習」の修了、1トン未満の移動式クレーンなら「特別教育」の受講が必須となる。最上位の免許は国家資格、技能講習は都道府県労働局長に登録された教習機関で、特別教育は社内(もしくは社外の教育機関)で受講しなければならない。

ちなみに、免許の試験は公益財団法人安全衛生技術試験協会の出先機関として国内7カ所に設置されている安全衛生技術センターにて定期的に行われている。技能講習は自動車の教習所に似たような教習センターが日本各地にあり、そこで学科や実技、試験を受けるわけだ。

エスアールエス相模原教習センター

エスアールエス相模原教習センター
実は今年4月1日、アクティオグループ初の教習センターが神奈川県相模原市に開設された。運営しているのは、高所作業車や解体アタッチメントなどのレンタルを中心に活動しているアクティオのグループ企業、エスアールエス。エスアールエスは、なにゆえ相模原教習センターを開設したのだろうか?

「レンタルを中心に活動してきた中で、建設機械を使っていただくお客さまが資格を持っていないと作業できないという現実があります。こういった現状の中で、エスアールエスとしてお客さまに貢献できる事業とは何か? そして行き着いたのが、教習センターの開設です」

テクニカルサポート事業部 事業部長の菊地原陽一氏

こう語るのは、同社テクニカルサポート事業部 事業部長の菊地原陽一氏。エスアールエス相模原教習センターは約3,600坪の敷地内に、8つの教室(総収容人員330名)を有し、車両系の建設機械、高所作業車、小型移動式クレーン、フォークリフト、玉掛け、ガス溶接などの実技場がある。なかなかの規模に思えるが、エスアールエス相模原教習センターの強みとは何か? 再度、菊地原氏に伺った。

「教習センターの規模はさまざまですね。例えばフォークリフトだけの技能講習なら、そんなに広いスペースは必要ありません。しかし、車両系の技能講習も行うとなると、それなりのスペースが必要ですね。教習センターは建機メーカーが開設するケースもありますが、その場合ですとメーカーが製造している機材を使います。我々は総合建設機械レンタル業が母体なので、さまざまなメーカーの建機を扱えます。当然、受講生は様々なメーカーの機材で教習が可能です」

アクティオグループ新人研修アクティオグループ新人研修

取材日当日、エスアールエス相模原教習センターでは、アクティオグループの新人研修が行われていた(一般の教習は6月1日から)。5月までの2カ月間で、17のコースを受講するという。この業界に入ったら最低限必要なフォークリフトや高所作業車、小型移動式クレーン、玉掛け、アーク溶接などの資格を、一気に取得するわけだ。教習内容だが、腕前を上げるようなトレーニングではなく、あくまでも安全に機材を扱えることを学ぶのがメイン。職人技は、現場に出てから磨くわけだ。

現在、建設業界では人手不足が叫ばれている。2000年からの10年間で土木作業者や建設技術者の約40%が減少。また高齢化も進んでおり、2025年までに100万人規模の離職が予想されている。よって資格を持った人材の育成が急務だ。いっぽう、物流業では搬送品の増加、製造業では場内搬送のため、資格保有者の需要が増えている。

このような状況の中で、受け入れキャパシティーに余裕があり、さまざまな資格を取得できるエスアールエス相模原教習センターの開設には大きな意義がある。建設業のみならず、近隣地域の製造業や物流業、また幅広い業種・学校からの受講生を受け入れ、安全重視と生産性向上を目的とした人材育成に貢献できるからだ。

最後に、まだ開設したばかりだが、今後の抱負を菊地原氏に伺った。

「今後は女性講師を採用し、女性受講生へのきめ細やかな対応や、増加傾向にある外国人労働者への外国語対応など、必要な教習環境を充実してまいります。また、ICT建機をはじめとする機械・システムに関わる研修など、アクティオグループが手掛ける人材育成サー ビスの中核を担う施設として、複合的な施設運営も手掛けていく予定です」

アクティオグループは、今後も社会に貢献する事業を持続的に展開していくので、ご期待いただきたい。




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■エスアールエス相模原教習センター
開設日2019年4月1日(月)
開設場所神奈川県相模原市中央区田名3495-2
敷地面積約3,600坪(11,889㎡)
アクセス車:圏央道相模原ICまたは相模原愛川ICより15分
     バス・JR:京王橋本駅南口より20分(葛輪バス停下車、徒歩2分)
HP/https://srs-kyoshucenter.com
TEL/042-760-6250

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